6.5.9 コンポーネント種別設定ファイル
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
[<HCSCコンポーネント種別>] : [<HCSCコンポーネント種別>]
(2) 機能
ユーザ電文トレースへ出力するHCSCコンポーネントの種別を1行ずつ設定します。J2SEのプロパティファイル形式で設定します。
- 参考
-
ユーザ電文トレースの出力有無をHCSCコンポーネントIDで設定するには,コンポーネントID設定ファイルを設定してください。
コンポーネントID設定ファイルとコンポーネント種別設定ファイルは,両方設定することもできます。同じHCSCコンポーネントに対して,コンポーネントID設定ファイルとコンポーネント種別設定ファイルの両方で設定した場合,コンポーネントID設定ファイルの設定が適用されます。
(3) ファイルの格納先
テンプレートファイルは次の場所に格納されています。
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\msg\templates\csctelegram_component_type.properties
作成したコンポーネント種別設定ファイルのファイル名,格納先は任意です。
作成したコンポーネント種別設定ファイルを有効にするには,HCSCサーバランタイム定義ファイルのtelegramtrace-component-type-filepathプロパティでパスを指定してください。
(4) 設定できるパラメタ
<HCSCコンポーネント種別>
ユーザ電文トレースに出力するHCSCコンポーネントの種別を指定します。指定するHCSCコンポーネントの種別を次の表に示します。
種類 |
指定する種別 |
||
---|---|---|---|
受付 |
標準受付 |
標準受付(Webサービス) |
reception.standard.soap |
標準受付(SessionBean) |
reception.standard.ejb |
||
標準受付(MDB(WS-R)) |
reception.standard.wsr |
||
標準受付(MDB(DBキュー)) |
reception.standard.dbq |
||
ユーザ定義受付 |
SOAP受付 |
reception.urecp.soap |
|
TP1/RPC受付 |
reception.urecp.tp1 |
||
FTP受付 |
reception.urecp.ftp |
||
HTTP受付 |
reception.urecp.http |
||
Message Queue受付 |
reception.urecp.mq |
||
ファイルイベント受付 |
reception.urecp.fileevent |
||
カスタム受付 |
reception.urecp.rcpfw |
||
サービスアダプタ |
SOAPアダプタ |
adapter.soap |
|
SessionBeanアダプタ |
adapter.ejb |
||
MDB(WS-R)アダプタ |
adapter.wsr |
||
MDB(DBキュー)アダプタ |
adapter.dbq |
||
DBアダプタ |
adapter.db |
||
TP1アダプタ |
adapter.tp1 |
||
ファイルアダプタ |
adapter.ff |
||
Object Accessアダプタ |
adapter.oa |
||
Message Queueアダプタ |
adapter.mq |
||
FTPアダプタ |
adapter.ftp |
||
ファイル操作アダプタ |
adapter.fop |
||
メールアダプタ |
adapter.mail |
||
HTTPアダプタ |
adapter.http |
||
コマンドアダプタ |
adapter.cmd |
||
SFTPアダプタ |
adapter.sftp |
||
汎用カスタムアダプタ |
adapter.custom |
(5) 記述例
-
ユーザ電文トレースに,FTP受付とFTPアダプタの情報だけを出力する場合の記述例を次に示します。
reception.urecp.ftp adapter.ftp