6.4.3 HCSCサーバセットアップ定義ファイル
(1) 形式
[db-use={ON|OFF}] [rm-use={ON|OFF}] [hcscserver-data-filepath=HCSCサーバのシステム管理情報を保存する出力先のパス] request-ejb={ON|OFF} request-soap={ON|OFF} request-jms={ON|OFF} [request-jms.maxmessage=標準の非同期受付(MDB(WS-R))のキューの最大メッセージ数] request-dbq={ON|OFF} [request-dbq.maxmessage=標準の非同期受付(MDB(DBキュー))のキューの最大メッセージ数] [request-jms-rdarea=標準の非同期受付(MDB(WS-R))のRDエリア名] [request-dbq-rdarea=標準の非同期受付(MDB(DBキュー))のRDエリア名] [request-dbq-maxlen=標準の非同期受付(MDB(DBキュー))の最大メッセージ長] [request-userdef-soap={ON|OFF}] [naming-service-hostname=ネーミングサービスのホスト名] [naming-service-port=ネーミングサービスのポート番号] [rm-systemname=Reliable Messagingのシステム名] [rm-displayname=Reliable Messagingの表示名] [dbcon-xadisplayname=XATransactionまたはLocalTransaction用DB Connectorの表示名] [dbcon-nodisplayname=NoTransaction用DB Connectorの表示名] [dbtype={HIRDB|ORACLE11G}] [jdbc-type={DBPSV|HIRDB-TYPE4|ORACLE-THIN}] [jdbc-url=JDBC用データベースURL] [jdbc-dbhostname=データベースのホスト名] [jdbc-dbconnectinfo=データベースの接続情報] [db-character-sets={ASCII|Shift_JIS|UTF-8|EUC-JP}] [db-tbl-split-key={NONE|MONTH}] [db-tbl-split-corcheck-use={ON|OFF}] [bp-status-compatible={ON|OFF}] [bp-invoke-status-compatible={ON|OFF}] [cscserverinfo-tbl-area=HCSC基本情報テーブル領域] [server-trans-tbl-area=連携HCSC用テーブル領域] [location-tbl-area=ロケーション用テーブル領域] [routing-tbl-area=ルーティング用テーブル領域] [cv-tbl-area=データ変換用テーブル領域] [exehistory-tbl-area=実行履歴情報テーブル領域] [exehistory-idx-area=実行履歴情報テーブルのインデクスを格納する領域] [process-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用PROCESSテーブルを格納する領域] [process-idx-area=ビジネスプロセス基盤用PROCESSテーブルのインデクスを格納する領域] [activity-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用ACTIVITYテーブルを格納する領域] [activity-idx-area=ビジネスプロセス基盤用ACTIVITYテーブルのインデクスを格納する領域] [link-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用LINKテーブルを格納する領域] [link-idx-area=ビジネスプロセス基盤用LINKテーブルのインデクスを格納する領域] [correlationset-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用CORRELATIONSETテーブルを格納する領域] [correlationset-idx-area=ビジネスプロセス基盤用CORRELATIONSETテーブルのインデクスを格納する領域] [string-variable-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用STRING-VARIABLEテーブルを格納する領域] [string-variable-idx-area=ビジネスプロセス基盤用STRING-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域] [numeric-variable-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用NUMERIC-VARIABLEテーブルを格納する領域] [numeric-variable-idx-area=ビジネスプロセス基盤用NUMERIC-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域] [boolean-variable-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用BOOLEAN-VARIABLEテーブルを格納する領域] [boolean-variable-idx-area=ビジネスプロセス基盤用BOOLEAN-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域] [message-variable-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルを格納する領域] [message-variable-idx-area=ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域] [message-variable-val-area=ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルのVariableValue列を格納する領域] [message-relation-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-RELATIONテーブルを格納する領域] [message-relation-idx-area=ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-RELATIONテーブルのインデクスを格納する領域] [clusterinfo-tbl-area=クラスタ情報を格納する領域] [haasyncadp-tbl-area=クラスタ内で配備された非同期アダプタサービスIDを格納する領域] [sql-scriptfilename=SQLスクリプトファイルパス] [activitynumber-maximum-compatible={ON|OFF}] [xmlanalyze-mode={standard|advanced}]
(2) 機能
HCSCサーバのセットアップ時に設定できる内容を設定します。
(3) ファイルの格納先
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\manager\templates\cscsvsetup.properties
(4) 設定できるプロパティ
(a) セットアップ構成関連
db-use={ON|OFF} 〜<<ON>>
HCSCサーバでデータベースを使用するかどうかを指定します。
-
ON
データベースを使用します。
-
OFF
データベースを使用しません。
rm-use={ON|OFF} 〜<<ON>>
HCSCサーバでReliable Messagingを使用するかどうかを指定します。db-useプロパティでOFFを指定した場合,このプロパティにONを指定するとエラーになります。
-
ON
Reliable Messagingを使用します。
-
OFF
Reliable Messagingを使用しません。
hcscserver-data-filepath=HCSCサーバのシステム管理情報を保存する出力先のパス 〜<最大100バイトの文字列><<<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\spool\msg>>
HCSCサーバのシステム管理情報を保存する出力先を絶対パスで指定します。ディレクトリ区切りは「/」または「\\」を使用します。存在しないディレクトリを指定した場合,および指定した文字列が100バイトを超える場合はエラーになります。そのため,<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>が84バイトを超える場合は,このプロパティを明示的に指定してください。なお,指定できる長さのバイトは,ISO-8859-1でデコードしたあとの長さになります。
(b) 標準受付関連
request-ejb={ON|OFF}
標準の同期受付(SessionBean)を使用するかどうかを指定します。
-
ON
標準の同期受付(SessionBean)を使用します。
-
OFF
標準の同期受付(SessionBean)を使用しません。
次に示す場合は,ONを指定してください。
-
サービスリクエスタからSessionBeanを使用してサービス部品を呼び出す場合
-
運用環境の画面上でプロセスインスタンスを再実行する場合
-
cscpireexecコマンドを使用してプロセスインスタンスを再実行する場合
request-soap={ON|OFF}
標準の同期受付(Webサービス)を使用するかどうかを指定します。
-
ON
標準の同期受付(Webサービス)を使用します。
-
OFF
標準の同期受付(Webサービス)を使用しません。
サービスリクエスタからWebサービスを使用してサービス部品を呼び出す場合は,ONを指定してください。
request-jms={ON|OFF}
標準の非同期受付(MDB(WS-R))を使用するかどうかを指定します。rm-useプロパティでOFFを指定した場合,このプロパティにONを指定するとエラーになります。
-
ON
標準の非同期受付(MDB(WS-R))を使用します。
-
OFF
標準の非同期受付(MDB(WS-R))を使用しません。
次に示す場合は,ONを指定してください。
-
サービスリクエスタからMDB(WS-R)を使用してサービス部品を呼び出す場合
-
配備するビジネスプロセスで応答アクティビティを実行したあとに,基本アクティビティ(受付,サービス呼出,Java呼出,データ変換,代入,無操作,フォルト送出,待機)を実行するようなビジネスプロセスを定義した場合
request-jms.maxmessage=標準の非同期受付(MDB(WS-R))のキューの最大メッセージ数 〜<数字>((1−65535))<<1024>>
標準の非同期受付(MDB(WS-R))の受付キュー作成時の最大メッセージ数を指定します。Reliable Messagingでの設定値に依存します。request-jmsプロパティでONを指定した場合だけ有効になります。
request-dbq={ON|OFF}
標準の非同期受付(MDB(DBキュー))を使用するかどうかを指定します。rm-useプロパティでOFFを指定した場合,このプロパティにONを指定するとエラーになります。
-
ON
標準の非同期受付(MDB(DBキュー))を使用します。
なお,Oracleの場合はONを指定できません。
-
OFF
標準の非同期受付(MDB(DBキュー))を使用しません。
サービスリクエスタから(MDB(DBキュー))を使用してサービス部品を呼び出す場合は,ONを指定してください。
request-dbq.maxmessage=標準の非同期受付(MDB(DBキュー))のキューの最大メッセージ数 〜<数字>((1−65535))<<1024>>
標準の非同期受付(MDB(DBキュー))の受付キュー作成時の最大メッセージ数を指定します。Reliable Messagingでの設定値に依存します。request-dbqプロパティでONを指定した場合だけ有効になります。
request-jms-rdarea=標準の非同期受付(MDB(WS-R))のRDエリア名 〜<先頭が英字の英数字,空白,およびアンダーバー(_)>((1−30文字))
標準の非同期受付(MDB(WS-R))のRDエリア名を指定します。データベースにOracleを使用している場合は無効になります。Reliable Messagingでの設定値に依存するため,Reliable Messagingを使用する場合だけ指定できます。
request-dbq-rdarea=標準の非同期受付(MDB(DBキュー))のRDエリア名 〜<先頭が英字の英数字,空白,およびアンダーバー(_)>((1−30文字))
標準の非同期受付(MDB(DBキュー))のRDエリア名を指定します。データベースにOracleを使用している場合は無効になります。Reliable Messagingでの設定値に依存するため,Reliable Messagingを使用する場合だけ指定できます。
request-dbq-maxlen=標準の非同期受付(MDB(DBキュー))の最大メッセージ長 〜<数字>((1000−1048576))<<33000>>
標準の非同期受付(MDB(DBキュー))の最大メッセージ長をバイト単位で指定します。Reliable Messagingでの指定値に依存します。
(c) ユーザ定義受付関連
request-userdef-soap={ON|OFF} 〜<<OFF>>
SOAP受付を使用するかどうかを指定します。
-
ON
SOAP受付を使用します。
-
OFF
SOAP受付を使用しません。
- 注意事項
-
OFFの場合でもユーザ定義受付を配備・実行できます。ただし,OFFの場合,開発環境でユーザ定義受付を定義するとき,サービスリクエスタからの要求先Webサービスのアドレスが表示されないので注意してください。
(d) J2EE関連
naming-service-hostname=ネーミングサービスのホスト名 〜<文字列>
ネーミングサービスのホスト名を指定します。サービスプラットフォームで指定した名称に依存します。このプロパティの指定を省略した場合,Management Serverで設定しているホスト名が設定されます。
naming-service-port=ネーミングサービスのポート番号 〜<数字>((1−65535))
ネーミングサービスのポート番号を指定します。サービスプラットフォームでの設定値に依存します。このプロパティの指定を省略した場合,Management Serverで管理している論理J2EEサーバのインプロセスネーミングサービス用のポート番号が設定されます。
(e) Reliable Messaging関連
rm-systemname=Reliable Messagingのシステム名 〜<先頭が英字の大文字英字または数字>((1−3文字))
HCSCサーバが使用するReliable MessagingのRMシステム名を指定します。Reliable Messagingを使用しない場合は指定できません。
サービスプラットフォームで指定した名称に依存します。rm-useプロパティでONを指定した場合は,必ず指定します。rm-useプロパティでOFFを指定した場合,このプロパティを指定するとエラーになります。
rm-displayname=Reliable Messagingの表示名 〜<英数字およびアンダーバー(_)>
HCSCサーバが使用するReliable Messaging(リソースアダプタ)の表示名をサニタイズ(半角英数字以外をアンダーバー(_)に変更)した値を指定します。Reliable Messagingを使用しない場合は指定できません。
サービスプラットフォームでの名称に依存します。rm-useプロパティでONを指定した場合は,必ず指定します。rm-useプロパティでOFFを指定した場合,このプロパティを指定するとエラーになります。
(f) DBコネクタ関連
dbcon-xadisplayname=XATransactionまたはLocalTransaction用DB Connectorの表示名 〜<英数字およびアンダーバー(_)>
HCSCサーバが使用するXATransaction用,またはLocalTransaction用のDB Connectorの表示名をサニタイズ(半角英数字以外をアンダーバー(_)に変更)した値を指定します。サービスプラットフォームでの名称に依存します。db-useプロパティでONを指定した場合は,必ず指定します。db-useプロパティでOFFを指定した場合,このプロパティを指定するとエラーになります。
dbcon-nodisplayname=NoTransaction用DB Connectorの表示名
HCSCサーバが使用するNoTransaction用DB Connectorの表示名をサニタイズ(半角英数字以外をアンダーバー(_)に変更)した値を指定します。サービスプラットフォームでの名称に依存します。db-useプロパティでONを指定した場合は,必ず指定します。db-useプロパティでOFFを指定した場合,このプロパティを指定するとエラーになります。
(g) データベース関連
dbtype={HIRDB|ORACLE11G}
HCSCサーバで使用するデータベース種別を指定します。db-useプロパティでONを指定した場合は,必ず指定します。db-useプロパティでOFFを指定した場合,このプロパティを指定するとエラーになります。
-
HIRDB
使用するデータベースとしてHiRDBを使用します。
-
ORACLE11G
使用するデータベースとしてOracleを使用します。
jdbc-type={DBPSV|HIRDB-TYPE4|ORACLE-THIN}
HCSCサーバオフライン時に使用するJDBCドライバの種別を指定します。db-useプロパティでONを指定した場合は,必ず指定します。db-useプロパティでOFFを指定した場合,このプロパティを指定するとエラーになります。
-
DBPSV
DABroker LibraryのJdbcDbpsvDriverを使用します。DBPSVを指定した場合は,必ずjdbc-dbhostnameプロパティ,およびjdbc-dbconnectinfoプロパティを指定します。DABroker Libraryを使用してOracleへのデータベースにはアクセスできません。J2EEサーバの互換モードがV9互換モードの場合だけ指定できます。
-
HIRDB-TYPE4
HiRDB Type4 JDBC Driverを使用します。HIRDB-TYPE4を指定した場合は,必ずjdbc-dbhostnameプロパティ,およびjdbc-dbconnectinfoプロパティを指定します。
-
ORACLE-THIN
Oracle JDBC Thin Driverを使用します。dbtypeプロパティで,使用するデータベース種別にORACLE11Gを指定した場合は,必ず指定します。また,ORACLE-THINを指定した場合は,必ずjdbc-urlプロパティを指定します。
jdbc-url=JDBC用データベースURL 〜<文字列>
HCSCサーバオフライン時に使用するJDBCドライバごとに対応した接続設定情報として,Driver.connectメソッドで接続する際に指定する,接続先のデータベースのURLを指定します。jdbc-typeプロパティで,JDBCドライバ種別にORACLE-THINを指定した場合は必ず指定します。
-
jdbc-typeプロパティにDBPSVを指定した場合
jdbc-urlプロパティの指定は無効になります。
-
jdbc-typeプロパティにHIRDB-TYPE4を指定した場合
jdbc-urlプロパティの指定は無効になります。
-
jdbc-typeプロパティにORACLE-THINを指定した場合
Oracle JDBC Thin Driverがデータベースに接続する際に使用するURLを指定します。「jdbc:oracle:thin:@」より後ろの部分を指定します。URLの形式については,Oracleのマニュアルを参照してください。データベースに接続する際に使用するユーザ名とパスワードを含むURLは指定しないでください。なお,データベースに接続する際のユーザ名とパスワードは,HCSCサーバ構成定義ファイルで指定します。
jdbc-dbhostname=データベースのホスト名 〜<文字列>((最大2086文字))
HCSCサーバオフライン時にHCSCサーバが使用するHiRDBのホスト名またはIPアドレスを指定します。jdbc-typeプロパティで,JDBCドライバ種別にDBPSVおよびHIRDB-TYPE4を指定した場合は必ず指定します。jdbc-typeプロパティにORACLE-THINを指定した場合,jdbc-dbhostnameプロパティの指定は無効になります。
jdbc-dbconnectinfo=データベースの接続情報 〜<英数字>
HCSCサーバオフライン時に使用する接続情報(ポート番号,または環境変数グループ名)を指定します。ディレクトリ区切りは「/」または「\\」を使用します。DABrokerまたはHiRDBの設定値に依存します。jdbc-typeプロパティで,JDBCドライバ種別にDBPSVおよびHIRDB-TYPE4を指定した場合は必ず指定します。
-
jdbc-typeプロパティにDBPSVを指定した場合
HiRDBシステムのポート番号,またはHiRDBクライアントの環境変数グループ名を指定します。環境変数グループ名を指定する場合,必ず先頭の@DABENVGRPを含めて指定します。
-
jdbc-typeプロパティにHIRDB-TYPE4を指定した場合
HiRDBシステムのポート番号,またはHiRDBクライアントの環境変数グループファイル名を指定します。環境変数グループファイル名を指定する場合,必ず先頭の@HIRDBENVGRP=指定に続けて,環境変数グループファイル名を絶対パス名で指定します。
-
jdbc-typeプロパティにORACLE-THINを指定した場合
jdbc-dbconnectinfoプロパティの指定は無効になります。
db-character-sets={ASCII|Shift_JIS|UTF-8|EUC-JP}
使用するデータベースで指定した文字コード種別を指定します。
コマンド受付(MBean)や標準受付で入力チェックの際に「XMLスキーマ定義のNCName」の長さ(データベースに入れることができる文字列のバイト数)を,指定された文字コードに変換してチェックするために使用します。
db-useプロパティでONを指定した場合は,必ず指定します。データベースを使用しない場合は,このプロパティの指定を省略できます。db-useプロパティでOFFを指定した場合で,このプロパティを指定しなかったときは,UTF-8に変換してチェックします。UTF-8以外を指定した場合は,指定された文字コードでチェックします。
-
ASCII
使用するデータベースで指定した文字コード種別がASCIIの場合に指定します。
-
Shift_JIS
使用するデータベースで指定した文字コード種別がShift_JISの場合に指定します。
-
UTF-8
使用するデータベースで指定した文字コード種別がUTF-8の場合に指定します。
-
EUC-JP
使用するデータベースで指定した文字コード種別がEUC-JPの場合に指定します。
db-tbl-split-key={NONE|MONTH} 〜<<NONE>>
日付データによるテーブルのレンジ分割機能を使用するかどうかを指定します。
-
NONE
レンジ分割機能を使用しません。
-
MONTH
レンジ分割機能を使用します。プロセスインスタンスが開始された月(GMT)を分割キーとして,テーブルに登録されます。
テーブルのレンジ分割機能を使う場合の分割方法は,sql-scriptfilenameプロパティで指定されたSQLスクリプトファイルで定義します。テーブルの構成については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「付録C データベースのテーブルの情報」を参照してください。
db-tbl-split-corcheck-use={ON|OFF} 〜<<OFF>>
相関セットの重複チェックを強化するかどうかを指定します。HiRDBで実行履歴情報テーブルの分割機能を利用する場合はONを指定してください。
-
ON
相関セットの重複チェックを強化します。
-
OFF
相関セットの重複チェックを強化しません。
テーブルの分割機能を利用する場合,分割方法はsql-scriptfilenameに指定するSQLスクリプトファイルで定義します。テーブルの構成については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「付録C データベースのテーブルの情報」を参照してください。
(h) ビジネスプロセスの状態の互換性
bp-status-compatible={ON|OFF}
次の内容を指定します。永続化するビジネスプロセスを使用する場合に有効となります。
-
ビジネスプロセスのサービス呼出アクティビティが実行中の状態で例外(エラー)が発生した場合,プロセスインスタンスおよびアクティビティをエラー状態(Error)に設定するかどうか
-
通信モデルが同期のサービス呼出アクティビティの実行時以外で,トランザクションを終了または開始するかどうか
サービス呼出アクティビティのトランザクションおよびステータス遷移は,bp-status-compatibleとbp-invoke-status-compatibleの組み合わせによって異なります。詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム 解説」の「3.4.4 サービス呼出アクティビティのトランザクション」を参照してください。
08-10以降を新規インストールした場合のデフォルト値は「OFF」です。また,08-00以前のバージョンから移行した場合のデフォルト値は「ON」です。
(i) サービス呼出アクティビティの状態の互換性
bp-invoke-status-compatible={ON|OFF}
ビジネスプロセスのサービス呼出アクティビティの実行が正常に完了した場合,トランザクションを終了または開始するかどうかを指定します。
bp-status-compatibleに「OFF」を指定した場合に有効になります。また,永続化するビジネスプロセスを使用する場合に有効となります。
サービス呼出アクティビティのトランザクションおよびステータス遷移は,bp-status-compatibleとbp-invoke-status-compatibleの組み合わせによって異なります。詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム 解説」の「3.4.4 サービス呼出アクティビティのトランザクション」を参照してください。
新規インストールした場合のデフォルト値は「OFF」です。また,08-70以前のバージョンから移行した場合のデフォルト値は「ON」です。
(j) データベースのRDエリア(表領域)情報
cscserverinfo-tbl-area=HCSC基本情報テーブル領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
HCSC基本情報テーブルを作成するテーブル領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
server-trans-tbl-area=連携HCSC用テーブル領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
連携HCSCディレクトリを作成するテーブル領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
location-tbl-area=ロケーション用テーブル領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ロケーションディレクトリを作成するテーブル領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
routing-tbl-area=ルーティング用テーブル領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ルーティングディレクトリを作成するテーブル領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
cv-tbl-area=データ変換用テーブル領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
データ変換ディレクトリを作成するテーブル領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
exehistory-tbl-area=実行履歴情報テーブル領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
実行履歴情報テーブルを作成するテーブル領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
exehistory-idx-area=実行履歴情報テーブルのインデクスを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
実行履歴情報テーブルのインデクスを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってインデクス領域が決定されます。
process-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用PROCESSテーブルを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用PROCESSテーブルを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
process-idx-area=ビジネスプロセス基盤用PROCESSテーブルのインデクスを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用PROCESSテーブルのインデクスを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってインデクス領域が決定されます。
activity-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用ACTIVITYテーブルを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用ACTIVITYテーブルを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
activity-idx-area=ビジネスプロセス基盤用ACTIVITYテーブルのインデクスを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用ACTIVITYテーブルのインデクスを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってインデクス領域が決定されます。
link-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用LINKテーブルを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用LINKテーブルを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
link-idx-area=ビジネスプロセス基盤用LINKテーブルのインデクスを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用LINKテーブルのインデクスを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってインデクス領域が決定されます。
correlationset-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用CORRELATIONSETテーブルを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用CORRELATIONSETテーブルを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
correlationset-idx-area=ビジネスプロセス基盤用CORRELATIONSETテーブルのインデクスを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用CORRELATIONSETテーブルのインデクスを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってインデクス領域が決定されます。
string-variable-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用STRING-VARIABLEテーブルを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用STRING-VARIABLEテーブルを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
string-variable-idx-area=ビジネスプロセス基盤用STRING-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用STRING-VARIABLEテーブルのインデクスを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってインデクス領域が決定されます。
numeric-variable-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用NUMERIC-VARIABLEテーブルを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用NUMERIC-VARIABLEテーブルを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
numeric-variable-idx-area=ビジネスプロセス基盤用NUMERIC-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用NUMERIC-VARIABLEテーブルのインデクスを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってインデクス領域が決定されます。
boolean-variable-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用BOOLEAN-VARIABLEテーブルを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用BOOLEAN-VARIABLEテーブルを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
boolean-variable-idx-area=ビジネスプロセス基盤用BOOLEAN-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用BOOLEAN-VARIABLEテーブルのインデクスを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
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Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってインデクス領域が決定されます。
message-variable-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
message-variable-idx-area=ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルのインデクスを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルのインデクスを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってインデクス領域が決定されます。
message-variable-val-area=ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルのVariableValue列を格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-VARIABLEテーブルのVariableValue列を作成する領域を指定します。
-
HiRDBの場合
指定は不要です。このプロパティを指定しても無効となります。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
message-relation-tbl-area=ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-RELATIONテーブルを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-RELATIONテーブルを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
-
HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
message-relation-idx-area=ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-RELATIONテーブルのインデクスを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
ビジネスプロセス基盤用MESSAGE-RELATIONテーブルのインデクスを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
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HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
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Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってインデクス領域が決定されます。
clusterinfo-tbl-area=クラスタ情報を格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
クラスタ内でセットアップされたクラスタ情報を格納するテーブルを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
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HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
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Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
haasyncadp-tbl-area=クラスタ内で配備された非同期アダプタサービスIDを格納する領域 〜<文字列,RDエリア名の場合:先頭が英字の英数字と空白>((RDエリア名の場合:1−30文字))
クラスタ内で配備された非同期アダプタサービスIDを格納するテーブルを作成する領域を指定します。使用するデータベースの種類によって,指定する値が異なります。
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HiRDBの場合
RDエリア名を指定します。
-
Oracleの場合
表領域を指定します。
このプロパティの指定を省略した場合,使用するデータベースに従ってテーブル領域が決定されます。
sql-scriptfilename=SQLスクリプトファイルパス 〜<文字列>
データベース作成用のSQLスクリプトファイルパスを絶対パスで指定します。ディレクトリ区切りは「/」または「\\」を使用します。
このプロパティはオプション機能です。このプロパティでユーザSQLファイルを指定する場合,SQLファイルのTABLE名,INDEX名,VIEW名を誤らないようにしてください。誤ったものを指定すると動作は保障されません。また,HCSCサーバのアンセットアップ時には,SQLファイルの内容に関係なく,HCSCサーバが使用するテーブル一式が削除されます。ただし,HAクラスタ内で共有できるテーブルについては,クラスタ内で最後のHCSCサーバをアンセットアップする場合にだけ削除します。HCSCサーバが使用するテーブル一式については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「7.5.3 HCSCサーバのセットアップおよびアンセットアップ時の回復方法」を参照してください。
また,SQLスクリプトファイルについては,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「付録D SQLスクリプトファイルの設定」を参照してください。
なお,このプロパティを指定した場合,次に示すプロパティは無効になります。
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cscserverinfo-tbl-area
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server-trans-tbl-area
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location-tbl-area
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routing-tbl-area
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cv-tbl-area
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exehistory-tbl-area
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exehistory-idx-area
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process-tbl-area
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process-idx-area
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activity-tbl-area
-
activity-idx-area
-
link-tbl-area
-
link-idx-area
-
correlationset-tbl-area
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correlationset-idx-area
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string-variable-tbl-area
-
string-variable-idx-area
-
numeric-variable-tbl-area
-
numeric-variable-idx-area
-
boolean-variable-tbl-area
-
boolean-variable-idx-area
-
message-variable-tbl-area
-
message-variable-idx-area
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message-variable-val-area
-
message-relation-tbl-area
-
message-relation-idx-area
-
clusterinfo-tbl-area
-
haasyncadp-tbl-area
(k) アクティビティインスタンスの最大数の互換性
activitynumber-maximum-compatible={ON|OFF} 〜<<OFF>>
1つのプロセスインスタンスで生成できるアクティビティインスタンスの識別番号の上限値を指定します。
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ON
最大32,768個を生成できます。
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OFF
最大2,147,483,648個を生成できます。
デフォルト値は次のとおりです。
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08-50以降を新規インストールした場合
デフォルト値は「OFF」です。
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08-10以前のバージョンから移行した場合
データベースを使用していない環境ではデフォルト値は「OFF」,データベースを使用している環境ではデフォルト値は「ON」です。
(l) XML解析
xmlanalyze-mode={standard|advanced} 〜<<standard>>
XMLの解析モードを次の中から選択します。XML解析処理で09-00以前との互換性を重視する場合,またはSOAP添付ファイル機能を利用する場合は,「standard」を設定してください。
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standard
XML全体を解析します。
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advanced
次に示す処理を実行する場合に,メモリ使用量や処理性能が改善します。
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SOAP1.1/1.2併用モードのSOAP受付を使用する場合
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SOAP1.1/1.2併用モードのSOAPアダプタを使用する場合
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DBアダプタを使用する場合
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データ変換を実行する場合
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「advanced」を指定した場合の注意事項を次に示します。
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XML文章全体を解析しないため,不正なXMLであってもエラーが発生しない場合があります。
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SOAP添付ファイル機能が利用できません。
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次に示すコンポーネントは,XML電文の解析にStAXを使用します。
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SOAP受付(SOAP1.1/1.2併用モードの場合)
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SOAPアダプタ(SOAP1.1/1.2併用モードの場合)
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DBアダプタ
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ビジネスプロセス(ヘッダ割当て処理)
そのため,次の点に注意してリクエスタやサービスを作成してください。
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XMLバージョン1.1の電文を設定した場合,例外が発生します。
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ISO-10646-UCS-4エンコーディングを使用した場合,例外が発生します。
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XML文書に「:」で始まる要素名が含まれる場合,例外は発生しません。
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XML文書中の文字データの中にCDATAセクション終了区切り子("]]>")が単独で含まれる場合,例外は発生しません。
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空要素タグは次のように,開始タグと終了タグで出力されます。
(例) <sample></sample>
StAXを使用する場合の注意事項については,マニュアル「XML Processor ユーザーズガイド」の「6.4 StAXに関する注意事項」を参照してください。
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(5) 記述例
HiRDBを使用した場合の例を次に示します。
db-use=ON rm-use=ON request-ejb=ON request-soap=ON request-jms=ON request-dbq=OFF rm-systemname=RM rm-displayname=Cosminexus_Reliable_Messaging dbcon-xadisplayname=DB_Connector_for_HiRDB_Type4_Cosminexus_RM dbcon-nodisplayname=DB_Connector_for_HiRDB_Type4 dbtype=HIRDB jdbc-type=HIRDB-TYPE4 jdbc-dbhostname=localhost jdbc-dbconnectinfo=22200 db-character-sets=Shift_JIS cscserverinfo-tbl-area=RDDATA1 location-tbl-area=RDDATA1 routing-tbl-area=RDDATA1 cv-tbl-area=RDDATA1 exehistory-tbl-area=RDDATA2 exehistory-idx-area=RDINDX2 process-tbl-area=RDDATA1 process-idx-area=RDINDX1 activity-tbl-area=RDDATA1 activity-idx-area=RDINDX1 link-tbl-area=RDDATA1 link-idx-area=RDINDX1 correlationset-tbl-area=RDDATA1 correlationset-idx-area=RDINDX1 string-variable-tbl-area=RDDATA3 string-variable-idx-area=RDINDX3 numeric-variable-tbl-area=RDDATA3 numeric-variable-idx-area=RDINDX3 boolean-variable-tbl-area=RDDATA3 boolean-variable-idx-area=RDINDX3 message-variable-tbl-area=RDDATA3 message-variable-idx-area=RDINDX3 message-relation-tbl-area=RDDATA4 message-relation-idx-area=RDINDX4
(6) 使用方法
HCSCサーバ構成定義ファイルの要素setup-propertiesにHCSCサーバセットアップ定義ファイルを指定します。
(7) 注意事項
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同じプロパティを複数指定した場合は,動作は保証されません。
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標準受付を使用しない場合でも,次のプロパティのどれかには"ON"を設定してください。ONに設定した場合は,関連するHCSCサーバ構成定義ファイルの<reception>タグも併せて設定してください。設定していない場合,HCSCサーバセットアップ時にメッセージKDEC10073-Eが出力されます。
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request-ejb
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request-soap
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request-jms
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request-dbq
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パスを指定する場合の注意事項を次に示します。
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相対パス,親ディレクトリ表現(「..\」,「../」),およびカレントディレクトリ表現(「.\」,「./」)を含むパスは指定しないでください。
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シンボリックリンクを含むパスは指定しないでください。
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Windowsの場合,UNC形式,NTFSのストリーム名,および予約デバイス名を含むパスは指定しないでください。また,パスの大文字と小文字は区別されません。
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