cscsetup(本番環境の簡易セットアップ)
形式
cscsetup [-h] {-setup <定義ファイルの格納先ディレクトリ> |-unsetup [-force] |-change <定義ファイルの格納先ディレクトリ>} [-yes]
機能
本番環境に適用できるシステムをセットアップおよびアンセットアップします。また,簡易セットアップで設定した情報を容易に変更します。
このコマンドの使用方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「3.5.3 HCSC本番環境簡易セットアップ機能の実行」を参照してください。
引数
-h
コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は,ほかのオプションを指定しても無視されます。
-setup <定義ファイルの格納先ディレクトリ> 〜((1−100バイト))
本番環境をセットアップする場合,定義ファイルの格納先ディレクトリを絶対パスで指定してください。指定されたディレクトリの定義ファイルを参照し,本番環境をセットアップします。
ここで指定したディレクトリ内のSOA.xmlには,SOAPモード(SOAP1.1モードまたはSOAP1.1/1.2併用モード)に応じたコンテナ拡張ライブラリ用のjarファイルを設定してください。設定しない場合の動作は保証しません。
-unsetup
本番環境をアンセットアップします。
-force
アンセットアップ中にエラーが発生した場合,強制的にアンセットアップを続行します。このオプションは,-setupオプションを指定したセットアップや-unsetupオプションを指定したアンセットアップに失敗し,処理が続行できなくなった場合に使用します。通常のアンセットアップをしたい場合は,-forceオプションではなく-unsetupオプションを指定してアンセットアップすることをお勧めします。
-change <定義ファイルの格納先ディレクトリ> 〜((1−100バイト))
本番環境の情報を変更する場合,定義ファイルの格納先ディレクトリを絶対パスで指定してください。指定されたディレクトリの定義ファイルを参照し,本番環境の情報を変更します。
なお,変更に関しては次の点に注意してください。
-
構築済みの環境のSOAPモードを変更した場合,動作については保証しません。
-
J2EEサーバの互換モードは変更できません。変更する場合は,アンセットアップ後に再度セットアップする必要があります。
-
WebサーバのJ2EEサーバとの連携方法は変更できません。変更する場合は,アンセットアップ後に再度セットアップする必要があります。
-yes
確認メッセージが表示されないようにします。
戻り値
戻り値 |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了しました。 |
1 |
コマンドが異常終了しました。 |
9 |
実行権限のチェックエラーが発生しました。 |
注意事項
UNIXの場合,定義ファイルの格納先ディレクトリにcscsetupコマンド定義ファイル(cscsetup.properties)が存在しないと,スーパーユーザで処理が実行されます。そのため,Component Container管理者を変更して運用したい場合は,cscsetupコマンド定義ファイル(cscsetup.properties)でオーナー名およびグループ名を指定してください。cscsetupコマンド定義ファイルについては,「6.4.1 cscsetupコマンド定義ファイル」を参照してください。