Hitachi

Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス


cscresinfo(リソース稼働情報の表示)

〈このページの構成〉

形式

cscresinfo [-h]
          -user <ログインユーザID>
          -pass <ログインパスワード>
          -csc <HCSCサーバ名>

機能

HCSCサーバのリソースの稼働情報を表示します。開始しているリソースアダプタ,標準受付,およびHCSCコンポーネントの稼働情報だけが表示されます。HCSCサーバが起動していない場合,稼働情報は表示されません。

ログインユーザIDなどの必須オプションは,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで,このコマンドでの指定を省略できます。

このコマンドの使用方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「5.3.16 HCSCサーバのリソース稼働情報を確認する」を参照してください。

引数

-h

コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は,ほかのオプションを指定しても無視されます。

-user <ログインユーザID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))

HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。

-pass <ログインパスワード> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))

HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。

-csc <HCSCサーバ名> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−8文字))

稼働情報を表示したいHCSCサーバ名を指定します。

出力形式

(1)HCSCサーバが起動状態の場合で,標準受付およびHCSCコンポーネントが開始状態のとき

Information Get Time : 稼働情報収集時刻
[HCSC-Server]
<クラスタ名>.<HCSCサーバ名>:active
 JavaVM Heap Size(MB)           Java VMヒープサイズ最大値 / Java VMヒープサイズ上限値
 
[DBConnector]
 リソースアダプタ名  DBコネクション数最大値 / DBコネクション数上限値
 
[StandardReception]
受付種別
 queue       キュー滞留数最大値 / キュー滞留数上限値
 instance    実行数の最大値 / 実行数の上限値
 
[UserDefinedReception]
ユーザ定義受付の受付ID
 queue       キュー滞留数最大値 / キュー滞留数上限値
 instance    実行数の最大値 / 実行数の上限値
 
[BusinessProcess]
ビジネスプロセスのサービスID    実行数の最大値 / 実行数の上限値
 
[ServiceAdapter]
サービスアダプタのサービスID    実行数の最大値 / 実行数の上限値

(2)HCSCサーバが起動状態の場合で,標準受付およびHCSCコンポーネントがすべて開始状態以外のとき

Information Get Time : 稼働情報収集時刻
[HCSC-Server]
<クラスタ名>.<HCSCサーバ名>:active
 JavaVM Heap Size(MB)            Java VMヒープサイズ最大値 / Java VMヒープサイズ上限値
 
[DBConnector]
 リソースアダプタ名  DBコネクション数最大値 / DBコネクション数上限値
 
[StandardReception]
 
[UserDefinedReception]
 
[BusinessProcess]
 
[ServiceAdapter]
注※

見出しだけが表示されます。

(3)HCSCサーバが起動状態以外の場合

[HCSC-Server]
<クラスタ名>.<HCSCサーバ名>:HCSCサーバ稼働状態
注※

active以外が表示されます。

説明

表示項目

説明

稼働情報収集時刻

稼働情報を収集した時刻を示します。java.text.SimpleDateFormatで定義されているフォーマットに,YYYY/MM/DD hh:mm:ssの形式で出力されます。

  • YYYY:西暦年

  • MM:月

  • DD:日

  • hh:時

  • mm:分

  • ss:秒

クラスタ名

クラスタ名を示します。

HCSCサーバ名

HCSCサーバ名を示します。

Java VMヒープサイズ最大値※1

Java VMヒープサイズの最大値(単位:MB)を示します。稼働情報の取得に失敗した場合,または稼働情報が未取得※2の場合,「-」が表示されます。

Java VMヒープサイズ上限値

Java VMヒープサイズの上限値(単位:MB)を示します。稼働情報の取得に失敗した場合,または稼働情報が未取得※2の場合,「-」が表示されます。

リソースアダプタ名

リソースアダプタ名を示します。

DBコネクション数最大値※1

DBコネクションの最大値を示します。また,次の場合はDBコネクション数上限値と合わせて「NA/NA」(無効値)が表示されます。

  • 該当のリソースアダプタが,ルートリソースアダプタ,またはReliable Messaging連携用DBコネクタ

  • コネクションプールの上限値が0に設定されている場合

DBコネクション数上限値

DBコネクションの上限値を示します。DBコネクション数上限値だけ「NA」と表示される場合は,無制限を示します。DBコネクション数最大値と合わせて「NA/NA」と表示される場合については,「DBコネクション数最大値」の説明を参照してください。

受付種別

標準受付の受付種別を示します。次のどちらかが表示されます。

  • WebService(SOAP1.1)

  • WebService(SOAP1.2)

キュー滞留数最大値※1

キュー滞留数の最大値を示します。稼働情報の取得に失敗した場合,稼働情報が未取得※3の場合,またはユーザ定義受付(SOAP受付以外)の場合,「-」が表示されます。

キュー滞留数上限値

キュー滞留数の上限値を示します。稼働情報の取得に失敗した場合,稼働情報が未取得※3の場合,またはユーザ定義受付(SOAP受付以外)の場合,「-」が表示されます。

実行数の最大値※1

実行数の最大値を示します。稼働情報の取得に失敗した場合,または稼働情報が未取得※3の場合,標準出力に「-」が出力されます。

実行数の上限値

実行数の上限値を示します。「NA」または「0」と表示される場合は,無制限を示します。稼働情報の取得に失敗した場合,または稼働情報が未取得※3の場合,「-」が表示されます。

ユーザ定義受付の受付ID

ユーザ定義受付の受付IDを示します。

ビジネスプロセスのサービスID

ビジネスプロセスのサービスIDを示します。

サービスアダプタのサービスID

サービスアダプタのサービスIDを示します。

HCSCサーバ稼働状態

HCSCサーバの稼働状態を示します。次のどれかが表示されます。

  • active:起動状態

  • inactive:停止状態

  • startfailed:起動失敗

  • stopfailed:停止失敗

  • starting:起動中

  • stopping:停止中

  • unknown:取得失敗

注※1

最大値は,収集した60秒間のデータのうち最大となった値を示します。

注※2

HCSCサーバが起動してから稼働情報が収集されるまで(デフォルトでは60秒間)に,コマンドを実行した場合に未取得になります。

注※3

対象となる受付,またはHCSCコンポーネントが開始してから稼働情報が収集されるまで(デフォルトでは60秒間)に,コマンドを実行した場合に未取得になります。

戻り値

戻り値

意味

0

正常終了しました。

1

コマンドが異常終了しました。

9

実行権限のチェックエラーが発生しました。