cscrepcheck(インポート可否の検証)
形式
cscrepcheck [-h] -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -repfile <リポジトリZIPファイル名> [-compo [-name {<サービスID>|ユーザ定義受付(呼出先選択)の<受付ID>}] ]
機能
指定されたリポジトリZIPファイル名のインポート可否を検証します。インポート不可と検証された場合は,エラーメッセージで原因を出力します。
ログインユーザIDなどの必須オプションは,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで,このコマンドでの指定を省略できます。
このコマンドの使用方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「4.6 コンポーネント単位でのリポジトリの追加,更新,および削除」を参照してください。
引数
-h
コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は,ほかのオプションを指定しても無視されます。
-user <ログインユーザID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。
-pass <ログインパスワード> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。
-repfile <リポジトリZIPファイル名> 〜 ((1−200バイト))
インポート可否の検証対象となるリポジトリZIPファイルを絶対パスまたは相対パスで指定します。
-compo
リポジトリのコンポーネント単位でのインポートができるかを検証する場合に指定します。
指定を省略した場合,リポジトリZIPファイル全体のインポートが検証の対象となります。
-name {<サービスID>|<ユーザ定義受付(呼出先選択)の受付ID>} 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−8文字))
検証の対象とするHCSCコンポーネントを次のどちらかで指定します。
- <サービスID>
-
ビジネスプロセスまたはサービスアダプタのサービスIDを指定します。
- <ユーザ定義受付(呼出先選択)の受付ID>
-
ユーザ定義受付(呼出先選択)の受付IDを指定します。
指定を省略した場合,リポジトリZIPファイル内のすべてのHCSCコンポーネントが検証の対象となります。
入力例
- (1)リポジトリZIPファイル「repository.zip」のインポート可否を検証する場合
cscrepcheck -user admin -pass admin -repfile repository.zip
- (2)リポジトリZIPファイル「repository.zip」のコンポーネント単位でのインポート可否を検証する場合
cscrepcheck -user admin -pass admin -repfile repository.zip -compo
- (3)リポジトリZIPファイル「repository.zip」内のサービスID「1」のHCSCコンポーネントを対象に,インポート可否を検証する場合
cscrepcheck -user admin -pass admin -repfile repository.zip -compo -name 1
- (4)リポジトリZIPファイル「repository.zip」内の受付ID「2」のHCSCコンポーネントを対象に,インポート可否を検証する場合
cscrepcheck -user admin -pass admin -repfile repository.zip -compo -name 2
戻り値
戻り値 |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了しました。 |
1 |
コマンドが異常終了しました。 |
3 |
排他エラーが発生しました。 |
9 |
実行権限のチェックエラーが発生しました。 |
注意事項
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現在の運用環境のリポジトリ情報とインポートするリポジトリ情報で,データベースおよびReliable Messagingを使用するかどうかの設定が異なる場合,インポート時にエラーになることがあります。
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現在の運用環境のリポジトリ情報と,インポートするリポジトリ情報のSOAPモードが異なる場合,インポート時にエラーになります。
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リポジトリ内に複数のクラスタ環境がある場合,エラーになります。