5.2 コマンドの入力形式
コマンドの入力形式を次に示します。
コマンド名 [引数…]
各項目について説明します。なお,コマンドプロンプトを「$」,コマンド名を「cmd」と表記します。
- コマンド名
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実行するコマンドのファイル名を指定します。
空白を含むパスを指定してコマンドを実行する場合,パス全体を" "で囲む必要があります。
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誤った指定例:$ C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\CC\server\bin\cmd
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正しい指定例:$ "C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\CC\server\bin\cmd"
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- 引数
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引数には,オプションも含まれます。オプションの入力形式および指定規則を次に示します。
- オプションの入力形式
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オプションは,ハイフン(-)で始まる文字列です。オプションの入力形式には,オプション引数を指定しない形式と,1個のオプション引数を指定する形式があります。
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オプション引数を指定しない形式
$ cmd -オプションフラグ
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1個のオプション引数を指定する形式
$ cmd -オプションフラグ オプション引数
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- (凡例)
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オプションフラグ
1文字の半角英数字です。大文字と小文字が区別されます。
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オプション引数
オプションフラグに対する引数です。
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- オプションの指定規則
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オプションフラグは,1つのハイフン(-)にまとめて指定できません。
誤った指定例:$ cmd -abc
正しい指定例:$ cmd -a -b -c
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オプション引数を必要とするオプションフラグのオプション引数は,省略できません。
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オプションフラグとオプション引数の間には,スペースまたはタブが必要です。
誤った指定例:$ cmd -afile
正しい指定例:$ cmd -a file
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同じオプションフラグは,複数指定できません。
誤った指定例:$ cmd -a 1 -a 2
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オプション引数に空白を含む場合,オプション引数全体を""で囲む必要があります。
誤った指定例:$ cmd -a file 1
正しい指定例:$ cmd -a "file 1"
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オプション引数に特殊文字(エスケープ文字)を含む場合,特殊文字を""で囲む必要があります。
誤った指定例:$ cmd -a xyz;12
正しい指定例:$ cmd -a "xyz;12"
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- オプションの優先順位
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各コマンドのオプションの幾つかは,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルに記述すると省略できます。HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルとコマンド引数の指定は,次のような優先順位になります。
・HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルとコマンド引数の両方に指定がある場合
コマンド引数に指定した方が有効となります。
・HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルとコマンド引数の両方に記述がない場合
異常終了します。
HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルの詳細については,「6.5.2 HCSC-Managerコマンド共通定義ファイル」を参照してください。
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オプションの指定に優先順位はありません。例1と例2は,同一のコマンドとして扱われます。
例1:$ cmd -a file -b option
例2:$ cmd -b option -a file
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