5.1.3 コマンドのタイムアウト機能
実行したコマンドの応答がない場合に備え,タイムアウト機能があります。HCSCサーバが提供するタイムアウト機能を次に示します。各定義ファイルについては,「6.5 HCSCサーバの運用で利用するファイル」を参照してください。
定義ファイル |
プロパティ |
タイムアウト機能の種類 |
---|---|---|
HCSC-Manager定義ファイル |
cscmng.manager.<マネージャ識別名>.timeout |
通信タイムアウト |
cscmng.server.<HCSCサーバ名>.hws.svstop.timeout |
監視時間 |
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HCSCサーバランタイム定義ファイル |
csc-command-timeout |
通信タイムアウト |
csc-precache-timeout |
通信タイムアウト |
|
startcsc-timeout |
監視時間 |
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stopcsc-timeout |
監視時間 |
|
j2ee-stopapp-timeout |
監視時間 |
|
receptionstop-monitor-timer |
通信タイムアウト, 監視時間 |
|
csc-receptionstop-timeout |
通信タイムアウト |
- (凡例)
-
- 通信タイムアウト:
-
通信障害を検出します。
- 監視時間:
-
コマンドの延長で,ある対象が期待する状態になるまで待機します。
「監視時間」に分類されるプロパティは,システムの拡張(HCSCコンポーネントの増加)に応じてタイムアウト値のチューニングが必要となります。
- 注意事項
-
コマンドのタイムアウト機能は,その時間を超過した時点でコマンドクライアント側に制御を返すことは保証しません。
コマンドによっては,障害発生時に巻き戻し処理が実行される場合があるため,設定した時間を超過してからクライアント側に結果が通知されるまで,設定値より長い時間を要する場合もあります。