1.12.3 オブジェクトを貼り付ける
コピーまたは切り取ったオブジェクト(アクティビティ,コネクション,フォルトコネクション,リンクコネクション,およびコメント)を,ビジネスプロセス画面のキャンバスまたはほかのアプリケーションに貼り付けます。
- 〈この項の構成〉
(1) 貼り付け方法
オブジェクトの貼り付け方法について,貼り付け先がキャンバスの場合とほかのアプリケーションの場合とに分けて次に示します。
- キャンバスの場合
-
次のどちらかの方法で貼り付けます。
-
アクティビティが選択されていない状態でキャンバス上を右クリックして,[貼り付け]を選択します。
-
[Ctrl]キー+[V]キーを押します。
-
- ほかのアプリケーションの場合
-
[Ctrl]キー+[V]キーを押します。
(2) 貼り付け結果
貼り付け結果はオブジェクトによって次のように異なります。
- 注意事項
-
貼り付け時に簡易的なチェックが実行され,各アクティビティやコネクションで不整合が発生した場合はコンソールビューに警告メッセージが出力されます。各アクティビティやコネクションに対する整合のチェック内容については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「5.6 アクティビティの定義」を参照してください。
(a) アクティビティまたはコメントをコピーまたは切り取った場合の貼り付け結果
貼り付け先によって,コピーまたは切り取り元から貼り付けられる内容が異なります。貼り付け先によるアクティビティまたはコメントの内容の違いを次の表に示します。
コピーまたは切り取り元 |
貼り付け先 |
|||
---|---|---|---|---|
同じキャンバス内 |
同じビジネスプロセスの定義内(別のスコープまたは別の繰り返し) |
別のビジネスプロセスの定義 |
別のアプリケーション |
|
開始アクティビティ |
× |
× |
× |
△ |
終了アクティビティ |
× |
× |
× |
△ |
データ変換アクティビティ |
◎ |
◎※1 |
◎※1 |
△ |
スコープアクティビティ |
◎ |
◎※2 |
◎※2 |
△ |
繰り返しアクティビティ |
◎ |
◎※2 |
◎※2 |
△ |
上記以外のアクティビティ |
◎ |
◎ |
◎ |
△ |
コメント |
◎ |
◎ |
◎ |
△ |
- (凡例)
-
- ◎:次の内容が貼り付けられます。
-
-
アクティビティまたはコメントのアイコン
-
アクティビティまたはコメントの定義情報
変数,相関セット,リンク名は,名称だけが貼り付けられます。そのため,貼り付け先に定義が存在しなければ,参照状態が不正となります。
-
- △:次の内容が貼り付けられます。
-
-
アクティビティのアイコン
コピー先では定義できません。
-
- ×:貼り付けられません。
-
ただし,スコープアクティビティまたは繰り返しアクティビティがコピー対象の場合は,キャンバス上のアクティビティが貼り付けられます。
- 注※1
-
コピーまたは切り取り実行時にマッピング定義エディタが開いていれば,その編集内容で貼り付けられます。
- 注※2
-
定義した変数情報と,キャンバスで定義されたアクティビティも貼り付けられます。
(b) コネクションをコピーまたは切り取った場合の貼り付け結果
コネクションの定義情報のうち,変数およびリンクは名称だけが貼り付けられます。そのため,貼り付け先に定義が存在しなければ,参照状態が不正となります。