7.13.1 業務への影響を抑止する機能
JavaVMのヒープサイズの上限を超えるなどの原因でメモリ不足が発生すると,「java.lang.OutOfMemoryError」のメッセージが表示されることがあります。OutOfMemoryErrorが発生しても業務への影響を少なくするには,次に示す機能を設定してください。
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OutOfMemory発生時強制終了機能
OutOfMemoryErrorが発生した場合に,J2EEサーバを強制終了するための機能です。この機能を設定すると,J2EEサーバを強制終了してすぐ自動再起動し,正常に稼働できる状態にするため,OutOfMemoryErrorが発生した業務以外の業務への影響を抑えられます。
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OutOfMemoryハンドリング機能
OutOfMemory発生時強制終了機能を使用している場合でも,J2EEサーバの実行を継続するための機能です。この機能を設定すると,メモリ不足が発生した業務だけが中止されるため,OutOfMemoryErrorが発生した業務以外の業務は継続されます。
- 注意事項
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OutOfMemoryハンドリング機能を設定している場合でも,次に示すコンポーネントを利用した業務の実行中にOutOfMemoryErrorが発生すると,J2EEサーバがシステムダウンしてすべてのプロセスが中断されます。メモリ不足が発生した業務だけを中止することはできないため,注意が必要です。
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標準受付(MDB(WS-R))
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標準受付(MDB(DBキュー))
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MDB(WS-R)アダプタ
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MDB(DBキュー)アダプタ
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非同期のビジネスプロセス
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