7.8.1 JP1連携機能を使用した障害の監視
(1) JP1によるメッセージの監視
サービスプラットフォームでは,発生した障害のメッセージをJP1イベントとしてJP1に通知します。これによって,出力するエラーメッセージを収集し,JP1の統合コンソールで集中的に監視できます。
また,JP1側で特定のJP1イベント(エラーメッセージ)の受信を契機として,自動的にコマンドを実行して,障害の発生をシステム管理者へ通知する運用や,回復のためにコマンドを実行するなど,システム運用を自動化できます。
JP1の統合コンソールで監視するための設定については,「2.8 JP1連携機能を使用する場合の環境構築」を参照してください。メッセージマッピングファイル(JP1/IM連携用システムログメッセージマッピングファイル)については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「8.3 JP1/IM連携用システムログメッセージマッピングファイル」を参照してください。
(2) JP1イベントの確認方法
JP1イベントの詳細情報は,JP1の統合コンソールから確認します。統合コンソールで詳細を表示したいJP1イベントをダブルクリックするか,右クリックから[イベント詳細表示]を選択すると,JP1イベントの詳細情報が表示されます。
統合コンソールとJP1イベントの詳細情報の表示例を次の図に示します。
統合コンソールの表示方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」,またはマニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド」を参照してください。
(3) JP1での監視を推奨するプロセス
JP1での監視を推奨するプロセスを次の表に示します。
監視推奨プロセス |
プロセス名 |
|
---|---|---|
Windowsの場合 |
UNIXの場合 |
|
Management Server |
mngsvr.exe |
cjstartsv※ |
運用管理エージェント |
adminagentsv.exe |
adminagent |
また,データベースを使用している場合は,使用しているデータベースのプロセスもJP1の監視推奨プロセスとなります。それらのプロセス名については,各データベースのマニュアルを参照してください。
JP1によるプロセス監視については,マニュアル「サービスプラットフォーム 解説」の「7.1.2 JP1によるプロセス監視」を参照してください。