7.4.4 ユーザ電文トレース
HCSCサーバのメッセージング基盤では,次の内容をユーザ電文トレースとして取得できます。
-
リクエスト受付で受け付けたサービス部品呼び出し要求または応答の電文
-
ビジネスプロセスを呼び出したときの要求または応答の電文
-
サービスアダプタからサービス部品を呼び出したときの要求または応答の電文
-
データ変換を実行したときの変換前または変換後の電文
また,正常処理時のユーザ電文トレースでは,特定のHCSCコンポーネントの情報だけを出力できます。詳細については,「(2) ユーザ電文トレースの出力対象となるHCSCコンポーネントの指定」を参照してください。
- 注意事項
-
-
ユーザ電文トレースは電文の内容をファイルに出力します。そのため,情報漏洩などのセキュリティ上の問題が発生しないよう,取り扱いに注意してください。
-
ユーザ電文トレースファイルが電文の内容を出力する際は,出力先の環境に設定された文字コード(J2SEのfile.encodingプロパティで設定された文字コード)を使用します。
-
ユーザ電文トレースに出力される内容は,次の3つの部分で構成されます。
-
ユーザ電文トレース開始
-
ユーザ電文トレースデータ
-
ユーザ電文トレース終了
それぞれの内容を次に示します。
この項では,取得されたユーザ電文トレースの確認方法について説明します。ユーザ電文トレースの取得方法については,「7.3.2(4) ユーザ電文トレースの取得方法」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) ユーザ電文トレースの出力先
ユーザ電文トレースの出力先を次に示します。
HCSCサーバランタイム定義ファイルのtelegramtrace-filepathプロパティで指定したパス
なお,指定したパスが存在しない場合,またはパスが誤っていた場合は,省略値の出力先にトレースが出力されます。
ユーザ電文トレースのトレースファイル名を次の表に示します。
トレースファイルの出力モード |
トレースファイル名 |
---|---|
ラップアラウンドモードの場合 |
csctelegram_<HCSCサーバ名>_<面数>.log |
シフトモードの場合 |
csctelegram_<HCSCサーバ名>_.log |
面数および1面あたりの最大サイズについては,「7.3.2(4) ユーザ電文トレースの取得方法」を参照してください。
(2) ユーザ電文トレースの出力対象となるHCSCコンポーネントの指定
正常処理時のユーザ電文トレースを出力する場合は,出力対象となるHCSCコンポーネントをHCSCサーバランタイム定義ファイルの次に示すプロパティで指定できます。
-
telegramtrace-component-type-filepath(HCSCコンポーネントの種別で指定)
-
telegramtrace-component-id-filepath(HCSCコンポーネントのIDで指定)
HCSCサーバランタイム定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.5.6 HCSCサーバランタイム定義ファイル」を参照してください。
(3) ユーザ電文トレース開始の出力形式と出力される内容
(a) 出力形式
ユーザ電文トレース開始の出力形式を次の図に示します。
(b) 出力される内容
ユーザ電文トレース開始に出力される内容を次の表に示します。
項目 |
内容 |
|
---|---|---|
番号 |
トレースレコードの出力通番が表示されます。 |
|
日付 |
トレースレコードの取得日付(yyyy/mm/dd形式)が出力されます。 |
|
時刻 |
トレースレコードの取得時刻(hh:mm:ss.SSS形式)が,ローカル時刻でミリ秒単位に出力されます。 |
|
製品ID |
製品を特定するための識別子が出力されます。
|
|
pid |
プロセスを識別するためのIDが出力されます。 |
|
tid |
スレッドを識別するためのIDが出力されます。 |
|
ID |
表示されません。 |
|
電文トレース開始取得ポイント識別情報 |
電文トレース開始 |
ユーザ電文トレース開始を示す文字列「telegramtrace started」が出力されます。 |
取得位置 |
トレースの取得ポイント情報(取得位置)が出力されます。
|
|
プロトコル種別 |
トレースの取得ポイント情報(プロトコル種別)が出力されます。
|
|
詳細位置 |
トレースの取得ポイント情報(詳細位置)が出力されます。
|
|
メッセージ共通ID |
リクエスト識別情報(親ID)が出力されます。 |
|
付加情報 |
次の付加情報が出力されます。 (a) リクエスト受付およびサービスアダプタの場合
(b) ビジネスプロセスの場合
(c) リクエスト受付のフォルト電文の場合
(d) ビジネスプロセスのフォルト電文の場合
|
|
CRLF |
レコード終端符号が出力されます。 |
(4) ユーザ電文トレースデータの出力形式と出力される内容
ユーザ電文トレースデータの出力形式は,HCSCサーバランタイム定義ファイルのtelegramtrace-formatプロパティの指定によって異なります。
(a) 出力形式(telegramtrace-format=FIXEDを指定した場合)
HCSCサーバランタイム定義ファイルにtelegramtrace-format=FIXEDを指定した場合のユーザ電文トレースデータの出力形式を次の図に示します。
(b) 出力される内容(telegramtrace-format=FIXEDを指定した場合)
HCSCサーバランタイム定義ファイルにtelegramtrace-format=FIXEDを指定した場合のユーザ電文トレースデータに出力される内容を次の表に示します。
項目 |
内容 |
|
---|---|---|
番号 |
トレースレコードの出力通番が表示されます。 |
|
日付 |
トレースレコードの取得日付(yyyy/mm/dd形式)が出力されます。 |
|
時刻 |
トレースレコードの取得時刻(hh:mm:ss.SSS形式)が,ローカル時刻でミリ秒単位に出力されます。 |
|
製品ID |
製品を特定するための識別子が出力されます。
|
|
pid |
プロセスを識別するためのIDが出力されます。 |
|
tid |
スレッドを識別するためのIDが出力されます。 |
|
ID |
表示されません。 |
|
電文トレースデータ情報 |
出力位置(16進数形式) |
ユーザ電文の先頭からのオフセット値(16進数形式)が出力されます。 |
データ(16進数形式) |
ユーザ電文の内容(16進数形式)が出力されます。 |
|
データ(ASCII形式) |
ユーザ電文の内容(ASCII形式)が出力されます。 0x20〜0x7Eの範囲の場合にASCII文字が出力されます。 0x00〜0x1F,0x7F〜0xFFの範囲の場合は,ピリオド(.)が出力されます。 |
|
CRLF |
レコード終端符号が出力されます。 |
(c) 出力形式(telegramtrace-format=READABLEを指定した場合)
HCSCサーバランタイム定義ファイルにtelegramtrace-format=READABLEを指定した場合,16進数形式データとUTF-8形式データはそれぞれ別の行に出力されます。それぞれの出力形式を次の図に示します。
(d) 出力される内容(telegramtrace-format=READABLEを指定した場合)
HCSCサーバランタイム定義ファイルにtelegramtrace-format=READABLEを指定した場合,16進数形式データとUTF-8形式データの出力内容が異なります。それぞれの出力形式を次の表に示します。
項目 |
内容 |
|
---|---|---|
番号 |
トレースレコードの出力通番が表示されます。 |
|
日付 |
トレースレコードの取得日付(yyyy/mm/dd形式)が出力されます。 |
|
時刻 |
トレースレコードの取得時刻(hh:mm:ss.SSS形式)が,ローカル時刻でミリ秒単位に出力されます。 |
|
製品ID |
製品を特定するための識別子が出力されます。
|
|
pid |
プロセスを識別するためのIDが出力されます。 |
|
tid |
スレッドを識別するためのIDが出力されます。 |
|
ID |
表示されません。 |
|
電文トレースデータ情報 |
出力位置(16進数形式) |
ユーザ電文の先頭からのオフセット値が16進数形式で出力されます。 |
データ(16進数形式) |
ユーザ電文の内容が16進数形式で出力されます。 |
|
CRLF |
レコード終端符号が出力されます。 |
項目 |
内容 |
|
---|---|---|
番号 |
トレースレコードの出力通番が表示されます。 |
|
日付 |
トレースレコードの取得日付(yyyy/mm/dd形式)が出力されます。 |
|
時刻 |
トレースレコードの取得時刻(hh:mm:ss.SSS形式)が,ローカル時刻でミリ秒単位に出力されます。 |
|
製品ID |
製品を特定するための識別子が出力されます。
|
|
pid |
プロセスを識別するためのIDが出力されます。 |
|
tid |
スレッドを識別するためのIDが出力されます。 |
|
ID |
表示されません。 |
|
電文トレースデータ情報 |
データ(UTF-8形式) |
ユーザ電文をUTF-8形式で出力します。
|
CRLF |
レコード終端符号が出力されます。 |
区分 |
文字コードの範囲(16進数) |
---|---|
2バイト文字の開始バイト |
0xC0〜0xDF |
3バイト文字の開始バイト |
0xE0〜0xEF |
4バイト文字の開始バイト |
0xF0〜0xF7 |
5バイト文字の開始バイト |
0xF8〜0xFB |
6バイト文字の開始バイト |
0xFC〜0xFD |
マルチバイト文字の2バイト目以降 |
0x80〜0xBF |
(5) ユーザ電文トレース終了の出力形式と出力される内容
(a) 出力形式
ユーザ電文トレース終了の出力形式を次の図に示します。
(b) 出力される内容
ユーザ電文トレース終了に出力される内容を次の表に示します。
項目 |
内容 |
|
---|---|---|
番号 |
トレースレコードの出力通番が表示されます。 |
|
日付 |
トレースレコードの取得日付(yyyy/mm/dd形式)が出力されます。 |
|
時刻 |
トレースレコードの取得時刻(hh:mm:ss.SSS形式)が,ローカル時刻でミリ秒単位に出力されます。 |
|
製品ID |
製品を特定するための識別子が出力されます。
|
|
pid |
プロセスを識別するためのIDが出力されます。 |
|
tid |
スレッドを識別するためのIDが出力されます。 |
|
ID |
表示されません。 |
|
電文トレース終了取得ポイント識別情報 |
電文トレース終了 |
ユーザ電文トレース終了を示す文字列「telegramtrace ended」が出力されます。 |
取得位置 |
トレースの取得ポイント情報(取得位置)が出力されます。
|
|
プロトコル種別 |
トレースの取得ポイント情報(プロトコル種別)が出力されます。
|
|
詳細位置 |
トレースの取得ポイント情報(詳細位置)が出力されます。
|
|
メッセージ共通ID |
リクエスト識別情報(親ID)が出力されます。 |
|
付加情報 |
付加情報として,ユーザ電文の長さ(10進数形式)が出力されます。なお,ユーザ電文がない場合は「0」または「null」が出力されます。 |
|
CRLF |
レコード終端符号が出力されます。 |
(6) ユーザ電文トレースの出力契機
ユーザ電文トレースの出力契機は,HCSCサーバランタイム定義ファイルのtelegramtrace-triggerプロパティで指定します。telegramtrace-triggerプロパティで指定できる出力契機と,電文との組み合わせを次の表に示します。デフォルトは「NORMAL」です。
プロパティの設定値 |
タイミング |
電文の種類 |
||
---|---|---|---|---|
要求電文 |
応答電文 |
フォルト電文 |
||
NORMAL |
正常処理時 |
○ |
○ |
× |
システム例外検出時 |
× |
× |
× |
|
フォルト検出時(catchなし) |
× |
× |
× |
|
フォルト検出時(catchあり) |
× |
× |
× |
|
SYSERR |
正常処理時 |
× |
× |
× |
システム例外検出時 |
○ |
× |
× |
|
フォルト検出時(catchなし) |
○ |
× |
× |
|
フォルト検出時(catchあり) |
× |
× |
× |
|
FAULT |
正常処理時 |
× |
× |
× |
システム例外検出時 |
× |
× |
× |
|
フォルト検出時(catchなし) |
○ |
× |
○ |
|
フォルト検出時(catchあり) |
○ |
× |
○ |
(7) ユーザ電文トレースの取得ポイント
ユーザ電文トレースの出力契機に応じて,次のように取得ポイントが異なります。
-
NORMAL(単体サービス実行時(データ変換がない場合))
-
NORMAL(単体サービス実行時(データ変換がある場合))
-
NORMAL(ビジネスプロセス呼び出し実行時)
-
NORMAL(ビジネスプロセスサービス実行時)
-
NORMAL(ユーザが指定したHCSCコンポーネントの正常終了時)
-
SYSERR(システム例外検出時)
-
FAULT(フォルト検出時)
(a) NORMAL(単体サービス実行時(データ変換がない場合))
単体サービス実行時(データ変換がない場合)のユーザ電文トレースのトレース取得ポイントを次の図に示します。
トレース取得ポイントを次の表に示します。表の「図中の番号」は,「図7-25 ユーザ電文トレースの取得ポイント(単体サービス実行時(データ変換がない場合))」中の番号と対応しています。
図中の番号 |
トレース取得ポイント |
---|---|
1 |
標準受付(Webサービス)の入口 |
2 |
標準受付(Webサービス)の出口 |
1 |
標準受付(SessionBean)の入口 |
2 |
標準受付(SessionBean)の出口 |
1 |
標準受付(MDB(WS-R))の入口 |
2 |
標準受付(MDB(WS-R))の出口 |
1 |
標準受付(MDB(DBキュー))の入口 |
2 |
標準受付(MDB(DBキュー))の出口 |
3 |
SOAPアダプタのサービス部品呼び出し口 |
4 |
SOAPアダプタのサービス部品応答受信口 |
3 |
SessionBeanアダプタのサービス部品呼び出し口 |
4 |
SessionBeanアダプタのサービス部品応答受信口 |
3 |
MDB(WS-R)アダプタのサービス部品呼び出し口 |
4 |
MDB(WS-R)アダプタのサービス部品応答受信口 |
3 |
MDB(DBキュー)アダプタのサービス部品呼び出し口 |
4 |
MDB(DBキュー)アダプタのサービス部品応答受信口 |
3 |
上記以外のサービスアダプタ(CUSTOM)のサービス部品呼び出し口 |
4 |
上記以外のサービスアダプタ(CUSTOM)のサービス部品応答受信口 |
(b) NORMAL(単体サービス実行時(データ変換がある場合))
単体サービス実行時(データ変換がある場合)のユーザ電文トレースのトレース取得ポイントを次の図に示します。
トレース取得ポイントを次の表に示します。表の「図中の番号」は,「図7-26 ユーザ電文トレースの取得ポイント(単体サービス実行時(データ変換がある場合))」中の番号と対応しています。
図中の番号 |
トレース取得ポイント |
---|---|
1 |
標準受付(Webサービス)の入口 |
2 |
標準受付(Webサービス)の出口 |
1 |
標準受付(SessionBean)の入口 |
2 |
標準受付(SessionBean)の出口 |
1 |
標準受付(MDB(WS-R))の入口 |
2 |
標準受付(MDB(WS-R))の出口 |
1 |
標準受付(MDB(DBキュー))の入口 |
2 |
標準受付(MDB(DBキュー))の出口 |
3 |
SOAPアダプタの標準電文定義時のデータ変換前 |
4 |
SOAPアダプタの標準電文定義時のデータ変換後 |
3 |
SessionBeanアダプタの標準電文定義時のデータ変換前 |
4 |
SessionBeanアダプタの標準電文定義時のデータ変換後 |
3 |
MDB(WS-R)アダプタの標準電文定義時のデータ変換前 |
4 |
MDB(WS-R)アダプタの標準電文定義時のデータ変換後 |
3 |
MDB(DBキュー)アダプタの標準電文定義時のデータ変換前 |
4 |
MDB(DBキュー)アダプタの標準電文定義時のデータ変換後 |
3 |
上記以外のサービスアダプタ(CUSTOM)の標準電文定義時のデータ変換前 |
4 |
上記以外のサービスアダプタ(CUSTOM)の標準電文定義時のデータ変換後 |
5 |
SOAPアダプタのサービス部品呼び出し口 |
6 |
SOAPアダプタのサービス部品応答受信口 |
5 |
SessionBeanアダプタのサービス部品呼び出し口 |
6 |
SessionBeanアダプタのサービス部品応答受信口 |
5 |
MDB(WS-R)アダプタのサービス部品呼び出し口 |
6 |
MDB(WS-R)アダプタのサービス部品応答受信口 |
5 |
MDB(DBキュー)アダプタのサービス部品呼び出し口 |
6 |
MDB(DBキュー)アダプタのサービス部品応答受信口 |
5 |
上記以外のサービスアダプタ(CUSTOM)のサービス部品呼び出し口 |
6 |
上記以外のサービスアダプタ(CUSTOM)のサービス部品応答受信口 |
(c) NORMAL(ビジネスプロセス呼び出し実行時)
ビジネスプロセス呼び出し実行時のユーザ電文トレースのトレース取得ポイントを次の図に示します。
トレース取得ポイントを次の表に示します。表の「図中の番号」は,「図7-27 ユーザ電文トレースの取得ポイント(ビジネスプロセス呼び出し実行時)」中の番号と対応しています。
図中の番号 |
トレース取得ポイント |
---|---|
1 |
標準受付(Webサービス)の入口 |
2 |
標準受付(Webサービス)の出口 |
1 |
標準受付(SessionBean)の入口 |
2 |
標準受付(SessionBean)の出口 |
1 |
標準受付(MDB(WS-R))の入口 |
2 |
標準受付(MDB(WS-R))の出口 |
1 |
標準受付(MDB(DBキュー))の入口 |
2 |
標準受付(MDB(DBキュー))の出口 |
1 |
ユーザ定義受付の入口 |
2 |
ユーザ定義受付の出口 |
3 |
ビジネスプロセスサービスの呼び出し口 |
4 |
ビジネスプロセスサービスの応答受信口 |
(d) NORMAL(ビジネスプロセスサービス実行時)
ビジネスプロセスサービス実行時のユーザ電文トレースのトレース取得ポイントを次の図に示します。
トレース取得ポイントを次の表に示します。表の「図中の番号」は,「図7-28 ユーザ電文トレースの取得ポイント(ビジネスプロセスサービス実行時)」中の番号と対応しています。
図中の番号 |
トレース取得ポイント |
---|---|
1 |
標準受付(Webサービス)の入口 |
2 |
標準受付(Webサービス)の出口 |
1 |
標準受付(SessionBean)の入口 |
2 |
標準受付(SessionBean)の出口 |
1 |
標準受付(MDB(WS-R))の入口 |
2 |
標準受付(MDB(WS-R))の出口 |
1 |
標準受付(MDB(DBキュー))の入口 |
2 |
標準受付(MDB(DBキュー))の出口 |
1 |
ユーザ定義受付の入口 |
2 |
ユーザ定義受付の出口 |
7 |
SOAPアダプタのサービス部品呼び出し口 |
8 |
SOAPアダプタのサービス部品応答受信口 |
7 |
SessionBeanアダプタのサービス部品呼び出し口 |
8 |
SessionBeanアダプタのサービス部品応答受信口 |
7 |
MDB(WS-R)アダプタのサービス部品呼び出し口 |
8 |
MDB(WS-R)アダプタのサービス部品応答受信口 |
7 |
MDB(DBキュー)アダプタのサービス部品呼び出し口 |
8 |
MDB(DBキュー)アダプタのサービス部品応答受信口 |
7 |
上記以外のサービスアダプタ(CUSTOM)のサービス部品呼び出し口 |
8 |
上記以外のサービスアダプタ(CUSTOM)のサービス部品応答受信口 |
3 |
ビジネスプロセスサービスの呼び出し口 |
4 |
ビジネスプロセスサービスの応答受信口 |
5 |
ビジネスプロセス受付の入口 |
6 |
ビジネスプロセス受付の出口 |
9 |
データ変換アクティビティの変換元※1 |
10 |
データ変換アクティビティの変換先 |
11 |
代入アクティビティのコピー元※2,※3 |
12 |
代入アクティビティのコピー先 |
(e) NORMAL(ユーザが指定したHCSCコンポーネントの正常終了時)
ユーザ電文トレースに出力するHCSCコンポーネントを指定した場合の,トレース取得ポイントを次の図に示します。メッセージ配送制御およびビジネスプロセス内では出力されません。
出力対象とするHCSCコンポーネントは,HCSCサーバランタイム定義ファイルのtelegramtrace-component-type-filepathプロパティまたはtelegramtrace-component-id-filepathプロパティで設定します。
トレース取得ポイントを次の表に示します。表の「図中の番号」は,「図7-29 ユーザ電文トレースの取得ポイント(ユーザが指定したHCSCコンポーネントの正常終了時)」中の番号と対応しています。
図中の番号 |
トレース取得ポイント |
---|---|
1 |
標準受付(Webサービス)の入口 |
2 |
標準受付(Webサービス)の出口 |
1 |
標準受付(SessionBean)の入口 |
2 |
標準受付(SessionBean)の出口 |
1 |
標準受付(MDB(WS-R))の入口 |
2 |
標準受付(MDB(WS-R))の出口 |
1 |
標準受付(MDB(DBキュー))の入口 |
2 |
標準受付(MDB(DBキュー))の出口 |
1 |
ユーザ定義受付の入口 |
2 |
ユーザ定義受付の出口 |
3 |
データ変換(要求電文)の応答受信口 |
4 |
データ変換(応答電文)の呼び出し口 |
5 |
カスタム受付フレームワークのJSON-XML変換(要求電文)の呼び出し口 |
6 |
カスタム受付フレームワークのJSON-XML変換(応答電文)の応答受信口 |
7 |
SOAPアダプタのサービス部品呼び出し口 |
8 |
SOAPアダプタのサービス部品応答受信口 |
7 |
SessionBeanアダプタのサービス部品呼び出し口 |
8 |
SessionBeanアダプタのサービス部品応答受信口 |
7 |
MDB(WS-R)アダプタのサービス部品呼び出し口 |
8 |
MDB(WS-R)アダプタのサービス部品応答受信口 |
7 |
MDB(DBキュー)アダプタのサービス部品呼び出し口 |
8 |
MDB(DBキュー)アダプタのサービス部品応答受信口 |
7 |
上記以外のサービスアダプタ(CUSTOM)のサービス部品呼び出し口 |
8 |
上記以外のサービスアダプタ(CUSTOM)のサービス部品応答受信口 |
9 |
データ変換(要求電文)の呼び出し口 |
10 |
データ変換(応答電文)の応答受信口 |
11 |
カスタムアダプタ開発フレームワークのJSON-XML変換の呼び出し口 |
12 |
カスタムアダプタ開発フレームワークのJSON-XML変換の応答受信口 |
(f) SYSERR(システム例外検出時)
システム例外(OutOfMemoryErrorなどのシステムエラーは含まない)を検出した場合のユーザ電文トレースのトレース取得ポイントを次の図に示します。
トレース取得ポイントについて次の表に示します。表の取得位置番号は,上の図の番号と対応しています。なお,待機アクティビティ,分岐アクティビティ,繰り返しアクティビティ,リンクコネクションでは出力されません。
図中の番号 |
出力ポイント |
出力電文 |
ユーザ電文トレース開始の詳細 |
||
---|---|---|---|---|---|
取得ポイント |
プロトコル種別 |
詳細位置 |
|||
1 |
リクエスト受付(サービス呼出時) |
リクエスタ側電文 |
RCP/URCP |
SOAP/EJB/ WSR/DBQ/ CUSTM |
ERR |
2 |
Java呼出アクティビティ |
Javaプログラムを呼ぶ際の引数※1,※2 |
BPJAV |
− |
|
3 |
サービス呼出アクティビティ |
サービスを呼ぶ際の要求電文 |
BPSVC |
||
4 |
データ変換アクティビティ |
変換元変数※2 |
BPCNV |
||
5 |
代入アクティビティ |
コピー元変数※3 |
BPASG |
||
6 |
検証アクティビティ |
検証する変数※2 |
BPVLD |
||
7 |
応答アクティビティ |
リクエスタへの応答電文 |
BPRPL |
||
8 |
フォルト送出アクティビティ |
フォルト送出する変数 |
BPFLT |
(g) FAULT(フォルト検出時)
フォルトを検出した場合のユーザ電文トレースのトレース取得ポイントを次の図に示します。
トレース取得ポイントについて次の表に示します。表の取得位置番号は,上の図の番号と対応しています。
図中の番号 |
出力ポイント |
出力電文 |
ユーザ電文トレース開始の詳細 |
||
---|---|---|---|---|---|
取得ポイント |
プロトコル種別 |
詳細位置 |
|||
1 |
リクエスト受付(サービス呼出時) |
要求電文 |
RCP/URCP |
SOAP/EJB/ WSR/DBQ |
ERR |
フォルト電文 |
− |
||||
2 |
Java呼出アクティビティ |
Javaプログラムを呼ぶ際の引数※1,※2 |
BPJAV |
||
フォルト電文 |
|||||
3 |
サービス呼出アクティビティ |
サービスを呼ぶ際の要求電文 |
BPSVC |
||
フォルト電文 |
|||||
4 |
検証アクティビティ |
検証する変数※2 |
BPVLD |
||
フォルト電文 |
|||||
5 |
フォルト送出アクティビティ |
フォルト送出する変数※3 |
BPFLT |
||
フォルト電文※4 |
|||||
6 |
データ変換アクティビティ |
変換元変数※2 |
BPCNV |
||
フォルト電文 |
|||||
7 |
代入アクティビティ |
コピー元変数※5 |
BPASG |
||
フォルト電文 |
|||||
8 |
分岐アクティビティ |
フォルト電文 |
BPSWT |
||
9 |
繰り返しアクティビティ |
フォルト電文 |
BPWHL |
||
10 |
リンクコネクション |
フォルト電文 |
BPLNK |