5.9.1 オンラインを停止してHCSCコンポーネントを入れ替える場合
各種停止コマンドおよびビジネスプロセス・サービスアダプタの開始コマンドを実行する場合は,FullGCの発生を抑止することをお勧めします。
オンラインを停止してHCSCコンポーネントを入れ替える場合,次の手順例のように各運用コマンドで-nogcオプションを指定すると,FullGCの発生回数を抑止できます。
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受付停止
cscrcptnstop -csc <HCSCサーバ名> -nogc
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ビジネスプロセス・サービスアダプタの停止
csccompostop -csc <HCSCサーバ名> -name <サービスID> -nogc
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ビジネスプロセス・サービスアダプタの削除
csccompoundeploy -csc <HCSCサーバ名> -name <サービスID> -nogc
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リポジトリインポート
cscrepctl -import <リポジトリZIP>
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ビジネスプロセス・サービスアダプタの配備
csccompodeploy -csc <HCSCサーバ名> -all
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ビジネスプロセス・サービスアダプタの開始
csccompostart -csc <HCSCサーバ名> -all -nogc
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受付開始
cscrcptnstart -csc <HCSCサーバ名> -nogc
このコマンドで-nogcオプションを指定しなかった場合,次の時点でそれぞれ1回ずつFullGCが発生します。これ以外の場合はFullGCは発生しません。
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HCSCサーバセットアップ直後の標準受付開始時
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csccompodeployコマンド実行直後のユーザ受付開始時
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FullGCの明示的発行(任意)
javagc -p <J2EEサーバのプロセスID>
この操作で示すオンライン開始前のFullGCの発行は必須ではありませんが,FullGCを明示的に発行したい場合はjavagcコマンドを利用してください。javagcコマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「10. JavaVMで使用するコマンド」を参照してください。
この例では手順1.〜3.,手順6.〜7.でFullGCの発生を抑止しているため,手順全体ではFullGCの発生は手順8.の1回だけです。