3.1.9 HCSCコンポーネントの定義ファイルを運用環境に取得する
csccmctlコマンドの-operation getオプションで,次に示すHCSCコンポーネントの定義ファイルを運用環境に取得する方法について説明します。
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DBアダプタ
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TP1アダプタ
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ファイルアダプタ
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Object Accessアダプタ
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Message Queueアダプタ
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FTPアダプタ
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ファイル操作アダプタ
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メールアダプタ
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HTTPアダプタ
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コマンドアダプタ
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SFTPアダプタ
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汎用カスタムアダプタ
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SOAP受付
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TP1/RPC受付
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FTP受付
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HTTP受付
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Message Queue受付
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ファイルイベント受付
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カスタム受付
このオプションは,開発者がこれらのHCSCコンポーネントを開発,および配備定義したあとで,運用者が定義ファイルを運用環境に取得するときに使用します。
なお,定義ファイルを取得した時点では,定義ファイルを運用環境に設定したことになりません。定義ファイルを運用環境に設定するには,取得後に-operation setオプションを使用する必要があります。設定方法については,「3.1.10 HCSCコンポーネントの定義ファイルを運用環境に設定,更新する」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) コマンドの使用例
定義ファイルを取得する場合のコマンドの使用例を次に示します。csccmctlコマンドの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccmctl(定義ファイルの管理)」を参照してください。
- 例1
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クラスタ名が「CLS1」,サービスIDが「ADP1」で,定義ファイル「csccustomadapter.properties」を「C:¥tmp」以下のディレクトリに取得する場合
csccmctl -cluster CLS1 -name ADP1 -targetfilename csccustomadapter.properties -basedir C:\tmp -operation get
- 例2
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クラスタ名が「CLS1」,サービスIDが「ADP1」で,TP1アダプタに設定する通信定義ファイル「adptp1_config.xml」を「C:¥tmp」以下のディレクトリに取得する場合
csccmctl -cluster CLS1 -name ADP1 -targetfilename adptp1_config.xml -basedir C:\tmp -operation get
(2) 注意事項
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指定したファイル名と同じ定義ファイルがディレクトリ内にすでに存在する場合,ディレクトリ内のファイルが上書きされます。
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次の場合はコマンドが異常終了します。
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-basedirオプションで指定したディレクトリがない場合
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指定したファイル名と同名のディレクトリが存在する場合
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ファイル書き込みに失敗した場合
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