2.4.3 HCSC-Managerコマンド共通項目を設定する
運用環境で使用する各コマンドの必須項目の省略値は,HCSC-Managerコマンドの共通定義に定義しておくと,コマンド入力時にそのオプションの入力を省略できます。
HCSC-Managerのコマンド共通の省略値として必要な情報は,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルに定義します。
(1) HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルの作成
HCSC-Managerコマンド共通定義は,J2SEのプロパティファイル形式のHCSC-Managerコマンド共通定義ファイルとして,次に示すディレクトリに格納されています。
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\manager\csccmd.properties
HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルに省略値を設定・変更したあとで入力したコマンドから,設定した省略値が反映されます。HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルと,コマンドのオプションとの両方に定義した場合は,コマンドのオプションが有効になります。
このファイルには,ユーザIDやパスワードなどの情報が含まれるため,アクセス権を設定して管理する必要があります。
(2) 設定できる内容
HCSC-Managerコマンド共通項目に設定できる値を次に示します。
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コマンドのすべてに共通する引数のデフォルト値
パラメタ:csc.all.<コマンド引数名>=値
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コマンド識別子に対応したコマンドのデフォルト引数
パラメタ:csc.<コマンド識別子>.<コマンド引数名>=値
HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.5.2 HCSC-Managerコマンド共通定義ファイル」を参照してください。