2.1.4 Eclipseのインストール
運用環境で画面を利用する場合,Eclipseをインストールする必要があります。
Service Platformを利用している場合は,次の手順に従ってEclipseをインストールしてください。Service Architectを利用している場合は,Eclipseセットアップ機能を利用してEclipseをインストールしてください。Eclipseセットアップ機能については,マニュアル「サービスプラットフォーム ファーストステップガイド」の「3.3.2 Eclipseセットアップ機能を使用した開発環境の構築」を参照してください。
- 注意事項
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アプリケーションサーバおよびサービスプラットフォームが提供するEclipseのプラグイン機能以外の,Eclipseに関するサポートはしていません。Eclipseの使用方法やEclipseが表示するエラーの対処方法については,ユーザで調査,対処してください。
- 〈この項の構成〉
(1) インストール前の準備
Eclipseをインストールする前に,次の準備が必要です。
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Service Platformのインストールを完了させてください。
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次の2つのディレクトリを準備してください。
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Eclipseのインストールディレクトリ
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作業用ディレクトリ(Eclipseのダウンロード時に使用するディレクトリ)
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(2) インストール手順
インストール手順を次に示します。この手順ではインストールディレクトリを「C:\Eclipse」,作業用ディレクトリを「C:\Work」と表記します。
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次のどちらかの方法でzipファイルを入手し,作業用ディレクトリに格納します。
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Service Architectの添付品CD
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Eclipseのダウンロードサイト
次のURLで示すダウンロードサイトから,「Eclipse IDE for Enterprise Java Developers」を選択してください。
http://www.eclipse.org/downloads/
次のzipファイルのどれかを選択してください。
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Windows x64(64ビット版):
eclipse-jee-2019-09-R-win32-x86_64.zip
eclipse-jee-2019-12-R-win32-x86_64.zip
eclipse-jee-2020-03-R-incubation-win32-x86_64.zip
eclipse-jee-2020-06-R-win32-x86_64.zip
eclipse-jee-2020-09-R-win32-x86_64.zip
eclipse-jee-2020-12-R-win32-x86_64.zip
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コマンドプロンプトを起動し,カレントディレクトリを作業用ディレクトリへ移動します。
- コマンドプロンプトの実行例
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cd C:\Work
さらに次のコマンドを実行して,zipファイルを解凍します。
"<Service Platformのインストールディレクトリ>\jdk\bin\jar.exe" xvf <Eclipseのzipファイル名>
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解凍したファイルをEclipseのインストールディレクトリへコピーします。
エクスプローラなどを使用し,C:\Work\eclipseの下にあるすべてのファイルとディレクトリをC:\Eclipseへコピーします。
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エクスプローラなどを使用し,作業用ディレクトリを削除します。
注:ダウンロードしたファイルも削除されるため,必要に応じて事前にバックアップを取ってください。
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手順3.でコピーしたファイルの中から,eclipse.iniファイルをエディタで開き,次の2つのオプションを追加します。
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-vmオプション
<Service Platformのインストールディレクトリ>\jdk\bin\javaw.exe
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-vmargsオプション
-Xbootclasspath/a:<Service Platformのインストールディレクトリ>\jaxp\lib\csmjaxp.jar;<Service Platformのインストールディレクトリ>\jaxp\lib\csmstax.jar
オプション追加後のeclipse.iniファイルの内容の例を次に示します。
-vm C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\jdk\bin\javaw.exe -startup plugins/org.eclipse.equinox.launcher_1.5.500.v20190715-1310.jar --launcher.library plugins/org.eclipse.equinox.launcher.win32.win32.x86_64_1.1.1100.v20190907-0426 -product org.eclipse.epp.package.jee.product -showsplash org.eclipse.epp.package.common --launcher.defaultAction openFile --launcher.defaultAction openFile --launcher.appendVmargs -vmargs -Dosgi.requiredJavaVersion=1.8 -Dosgi.instance.area.default=@user.home/eclipse-workspace -XX:+UseG1GC -XX:+UseStringDeduplication --add-modules=ALL-SYSTEM -Dosgi.requiredJavaVersion=1.8 -Dosgi.dataAreaRequiresExplicitInit=true -Xms256m -Xmx1024m --add-modules=ALL-SYSTEM -Xbootclasspath/a:C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\jaxp\lib\csmjaxp.jar;C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\jaxp\lib\csmstax.jar
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次のコマンドを実行して,Eclipseを起動します。
C:\Eclipse\eclipse.exe
Eclipseが起動することを確認してください。
これでEclipseのインストールは終了です。