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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編


2.3.2 TP1/RPC受付を追加する

TP1/RPC受付を新規に追加する手順を次に示します。

  1. ツリービューのサービス定義一覧で,TP1/RPC受付を追加するサービス(ビジネスプロセス)を選択して,右クリックします。

    サービス一覧のポップアップメニューが表示されます。

  2. ポップアップメニューから[ユーザ定義受付(呼出先固定)追加]を選択します。

    受付種別選択ウィザードが表示されます。

  3. [受付種別]のドロップダウンリストから,[TP1/RPC受付]を選択します。

    [次へ]ボタンをクリックすると,TP1/RPC受付の追加に必要な情報を入力するダイアログが表示されます。

  4. [受付名]を指定します。

    TP1/RPC受付の名称を1〜40バイトで指定します。

  5. [終了]ボタンをクリックします。

    TP1/RPC受付がビジネスプロセスに追加され,ユーザ定義受付定義画面が表示されます。

    ユーザ定義受付定義画面の詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「1.2.5 ユーザ定義受付定義画面」を参照してください。

  6. TP1/RPC受付の定義情報を設定します。

    TP1/RPC受付の設定項目について次の表に示します。

    表2‒1 TP1/RPC受付のユーザ定義受付定義画面(基本)の設定項目

    分類

    項目

    設定内容

    設定

    ユーザ定義受付情報

    受付名

    設定した受付名が表示されます。

    受付ID

    受付IDが表示されます。必要に応じて変更します。

    デフォルトオペレーション名

    デフォルトで呼び出すオペレーションを選択します。

    オペレーション

    任意のオペレーションを追加します。

    オペレーション情報

    通信モデル

    「同期」を設定します。

    要求電文

    [any型を使う]チェックボックス

    チェックしません。

    受付

    電文フォーマット

    サービスリクエスタからTP1/RPC受付が受け取る要求電文のバイナリフォーマット定義ファイル(拡張子:.fdx)を指定します。

    サービス部品

    電文フォーマット

    TP1/RPC受付からサービスアダプタに渡すサービス電文のXMLフォーマット定義ファイル(拡張子:.xsd)を指定します。

    バイナリフォーマット定義ファイルからXMLフォーマット定義ファイルに変換する場合は,要求電文のバイナリフォーマット定義ファイルからcscdfx2xsdコマンドを使用して生成したXMLフォーマット定義ファイルを指定します。

    データ変換定義

    受付からサービス部品への要求電文のデータ変換定義を設定します。

    応答電文

    [any型を使う]チェックボックス

    チェックしません。

    受付

    電文フォーマット

    TP1/RPC受付からサービスリクエスタに渡す応答電文のバイナリフォーマット定義ファイル(拡張子:.fdx)を指定します。

    サービス部品

    電文フォーマット

    サービスアダプタからTP1/RPC受付が受け取るサービス電文のXMLフォーマット定義ファイル(拡張子:.xsd)を指定します。

    XMLフォーマット定義ファイルからバイナリフォーマット定義ファイルに変換する場合は,応答電文のバイナリフォーマット定義ファイルからcscdfx2xsdコマンドを使用して生成したXMLフォーマット定義ファイルを指定します。

    データ変換定義

    サービス部品から受付への応答電文のデータ変換定義を設定します。

    (凡例)

    ◎:必ず設定します。

    −:該当しません。

  7. ユーザ定義受付(詳細)タブをクリックします。

    ユーザ定義受付定義画面(詳細)が表示されます。

  8. TP1/RPC受付の定義情報を設定します。

    TP1/RPC受付の設定項目について次の表に示します。

    表2‒2 TP1/RPC受付のユーザ定義受付定義画面(詳細)の設定項目

    分類

    項目

    設定内容

    設定

    ユーザ定義受付制御情報

    独自定義ファイル

    次の独自定義ファイルが設定されていることを確認します。

    • cscurecptp1rpc.properties※1

    EARファイル

    次のEARファイルが設定されていることを確認します。

    • cscmsg_urecp_tp1rpc.ear※2

    ×

    (凡例)

    ◎:必ず設定します。

    ×:表示されている内容を確認します。

    注※1

    設定されているcscurecptp1rpc.propertiesはテンプレートファイルです。cscurecptp1rpc.propertiesを選択して[編集]ボタンをクリックし,独自定義ファイルの内容を修正してください。プロパティファイルの詳細は,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.4.1 TP1/RPC受付定義ファイル」を参照してください。

    注※2

    ファイルの格納先ディレクトリは「<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\lib」です。