1.2.1 利用できる受付
受付には,HCSCサーバの機能として提供している標準受付と,ユーザが任意のインターフェースを定義できるユーザ定義受付があります。
ユーザ定義受付には,特定のビジネスプロセスを呼び出すユーザ定義受付(呼出先固定)と,呼び出すビジネスプロセスを選択できるユーザ定義受付(呼出先選択)があります。2つを区別しない場合は,ユーザ定義受付と表記します。
サービスプラットフォームで利用できる受付の種類を次の表に示します。
大分類 |
種別 |
用途 |
---|---|---|
標準受付 |
標準受付(Webサービス) |
Webサービス(SOAP通信)を使用したシステムでサービス部品呼び出し要求を受け付ける場合 |
標準受付(SessionBean) |
SessionBeanを使用したシステムでサービス部品呼び出し要求を受け付ける場合 |
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標準受付(MDB(WS-R)) |
MDB(WS-R)を使用したシステムでサービス部品呼び出し要求を受け付ける場合 |
|
標準受付(MDB(DBキュー)) |
MDB(DBキュー)を使用したシステムでサービス部品呼び出し要求を受け付ける場合 |
|
ユーザ定義受付(呼出先固定) |
SOAP受付 |
Webサービス(SOAP通信)を使用したシステムでサービス部品呼び出し要求を受け付ける場合 |
TP1/RPC受付 |
既存のOpenTP1システム内にあるサービスリクエスタからのサービス部品呼び出し要求を受け付ける場合 |
|
FTP受付 |
FTPインバウンドアダプタを経由してFTPクライアントからの実行要求を受け付ける場合※1 |
|
HTTP受付 |
HTTPクライアントからHTTP通信を使用してサービス部品呼び出し要求を受け付ける場合 |
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Message Queue受付 |
MQリソースアダプタを経由してJMSプロバイダ(IBM MQシステム)からの実行要求を受け付ける場合 |
|
ファイルイベント受付 |
監視対象のフォルダ内にファイルが作成されたことをイベントとして受け付けて,処理を開始する場合 |
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カスタム受付 |
任意のプロトコルからの実行要求を受け付ける場合※2 |
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ユーザ定義受付(呼出先選択) |
HTTP受付 |
HTTPクライアントからHTTP通信を使用してサービス部品呼び出し要求を受け付ける場合 |
標準受付を利用するには,それぞれの標準受付の形式に合わせてサービスリクエスタを作成し,さらにサービス部品の入出力形式に合わせて電文を作成,解析する必要があります。標準受付を利用する場合のサービスリクエスタおよび電文の作成方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編」の「9. サービスリクエスタの作成」を参照してください。
ユーザ定義受付を利用するには,開発環境で任意のインターフェースを定義したあと,HCSCサーバに配備します。HCSCサーバに配備したあと,ユーザ定義受付を開始すると,サービスリクエスタからの要求電文を受け付けられる状態になります。
ユーザ定義受付を利用するのに必要な定義については,「2. ユーザ定義受付の定義」を参照してください。