9.5.8 応答を取り出す
受信キューから応答を取り出すには,MDBで実装する方法とSessionBeanで実装する方法があります。正常な応答電文の伝わり方については,マニュアル「サービスプラットフォーム 解説」の「2.4.3 同期のサービス部品を呼び出す場合の応答電文の扱い」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 応答の内容
サービス部品からは次の内容が応答として送信されます。
-
電文種別(StringPropertyプロパティ("CSCMessageType"))
応答電文の電文種別はXML電文のため,StringPropertyプロパティには「XML」が設定されています。
-
サービス部品からの応答電文(ペイロード(TextMessage))
XML電文(TextMessage)の応答電文が設定されています。
同期のサービス部品を実行したがその応答電文がない場合は,ペイロードなしのTextMessageが送信されます。
(2) 引き継がれるヘッダおよびプロパティ
次のヘッダおよびプロパティは,サービスリクエスタからサービス部品を要求したときに設定した内容が,応答用のキューを通し,受信キューまで引き継がれます。
(a) HCSCサーバ関連のプロパティ
-
StringProperty("CSCServiceName")
サービスリクエスタが指定した,要求先のサービス名です。
-
StringProperty("CSCCorrelationID")
サービスリクエスタが指定した,サービスリクエスタからの要求電文を一意に識別するための相関識別子です。
-
StringProperty("CSCResponseFormatID")
NULLが設定されています。
-
StringProperty("CSCServiceOperationName")
サービスリクエスタが指定した,要求先のサービス名に対するオペレーション名です。
(b) Reliable Messaging関連のヘッダ,およびプロパティ
-
JMSReplyTo
-
JMSCorrelationID
-
JMSType
-
JMSXGroupID
-
JMSXGroupSeq
-
ユーザ固有のプロパティ名称