9.5.2 転送キューを作成する
サービスリクエスタから要求電文を送信するために必要な転送キューを作成します。転送キューは,サービスリクエスタからの要求電文を,HCSCサーバが提供する受信キューに送信します。
転送キューの作成には,Reliable Messagingのhrmmkaddrコマンドおよびhrmmkqueコマンドを使用します。
ここでは,hrmmkaddrコマンドおよびhrmmkqueコマンドのオプションの指定値について説明します。ここで説明していないhrmmkaddrコマンドのオプションについては,マニュアル「Reliable Messaging」の「8.3.16 hrmmkaddr(あて先登録)」を参照してください。また,hrmmkqueコマンドのオプションについては,マニュアル「Reliable Messaging」の「8.3.17 hrmmkque(ローカルキューの作成)」を参照してください。
(1) hrmmkaddrコマンドのオプションの指定値
hrmmkaddrコマンドのオプションの指定値を次に示します。
- -u 宛先アドレス
-
HCSCサーバの宛先アドレス(転送先システムのキュー間転送用WebアプリケーションのURL)を指定します。
http://<ホスト名>:<ポート番号>※1/<コンテキストルート>※2/services/HRMReceiver/ https://<ホスト名>:<ポート番号>※1/<コンテキストルート>※2/services/HRMReceiver/
- 注※1
-
HCSCサーバのURLです。
- 注※2
-
受信側Reliable Messagingのキュー間転送用Webアプリケーションのコンテキストルートです。デフォルトは「uCosminexusRM」です。
(2) hrmmkqueコマンドのオプションの指定値
- -t キューの種類
-
transmit(転送キュー)を指定します。
- -m キューの永続性
-
persistent(永続キュー属性)を指定します。
- -v 転送先キュー名
-
次のどちらかを指定します。
- CSC<HCSCサーバ名>ACPT_RCVQ
-
HCSCサーバがロードバランスクラスタ構成の場合に指定します。
- CSC<HCSCクラスタ名>ACPT_RCVQ
-
HCSCサーバがHAクラスタ構成の場合に指定します。
HCSCクラスタ名は,開発環境および運用環境でHCSCサーバ構成配備時に決定されるHCSCサーバのクラスタ名です。
- -i キューの転送モード
-
compatible(互換モード)を指定します。