9.2.6 要求電文を作成する
サービスリクエスタからHCSCサーバの同期受付(Webサービス)に,サービス部品を要求する要求電文を作成します。サービスリクエスタから送信する要求電文の内容は,サービス部品側と同じ電文フォーマットで作成してください。要求電文の送信を次の図に示します。
正常な要求電文の伝わり方については,マニュアル「サービスプラットフォーム 解説」の「2.2 Webサービス(SOAP通信)を使用したサービスとの接続」を参照してください。
また,サービスリクエスタから同期受付(Webサービス)に送信する要求電文は,電文種別にXML電文とバイナリ電文の2種類があります。どちらの電文種別を使用するかは,サービス部品側で使用しているプロトコルによって異なります。電文種別がXML電文の要求電文とバイナリ電文の要求電文を次に説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) XML電文の要求電文
サービス部品側のプロトコルが次に示すものの場合,およびビジネスプロセスに対して要求を行う場合,XML電文の要求電文を送信できます。
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SOAP(SOAPアダプタの場合)※1※2
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RMI-IIOP(SessionBeanアダプタの場合)※1※2
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WS-R(MDB(WS-R)アダプタの場合)※2
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DBキュー(MDB(DBキュー)アダプタの場合)※2
- 注※1
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必ず要求電文を指定してください。
- 注※2
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要求電文を指定しなかった場合,サービスアダプタでデータ変換処理が行われません。
XML電文の要求電文を次の図に示します。
- 注意事項
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指定するXML文書(要求電文)の先頭には,必ずXML宣言を記述してください。XML宣言がない場合,またはXML文書中のユーザ電文にXML宣言がある場合,動作の保証はできません。
また,XML宣言の文字コードの指定(encoding)には,必ず「UTF-8」を指定してください。
(2) バイナリ電文の要求電文
バイナリ電文の要求電文を送信できるのは,サービス部品側で使用しているプロトコルがDBキューのときだけです。
なお,要求電文を指定しなかった場合,サービスアダプタでデータ変換処理が行われません。
バイナリ電文の要求電文を次の図に示します。