7.10.1 変換ファンクション定義ファイルの作成
変換ファンクション定義ファイルとは,カスタムファンクションから呼び出す変換ファンクションの構成を定義したファイルです。変換ファンクション定義ファイルは次のことに使用します。
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Java雛形ファイルの生成
-
カスタムファンクションの定義
変換ファンクション定義ファイルの記述例を次に示します。斜体部分がユーザの指定するデータです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <func:customFunc xmlns:func="http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/cosminexus/cscdt/functions"> <func:jar name="sample.jar"> <func:package name="jp.co.Hitachi.soft.sample"> <func:class name="SampleClass"> <func:method name="sampleFunction"> <func:comment>sampleFunction の説明</func:comment> <func:arguments> <func:argument name="arg1"> <func:comment>arg1の説明</func:comment> </func:argument> <func:argument name="arg2"> <func:comment>arg2の説明</func:comment> </func:argument> <func:argument name="arg3"> <func:comment>arg3の説明</func:comment> </func:argument> </func:arguments> </func:method> <func:method name="sampleStringFunction"> <func:comment>sampleStringFunctionの説明</func:comment> <func:arguments> <func:argument name="arg1" type="String"> <func:comment>arg1の説明</func:comment> </func:argument> </func:arguments> <func:return type="String"/> </func:method> <func:method name="sampleNodeListFunction"> <func:comment>sampleNodeListFunctionの説明</func:comment> <func:arguments> <func:argument name="arg1" type="Object"> <func:comment>arg1の説明</func:comment> </func:argument> </func:arguments> <func:return type="NodeList"/> </func:method> </func:class> </func:package> </func:jar> </func:customFunc>
変換ファンクション定義ファイルは,ユーザがXMLエディタを使って作成します。ここでは,EclipseのXMLエディタを使って変換ファンクション定義ファイルを作成する方法を説明します。
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Eclipseのメニューから,[ファイル]−[新規]−[その他]を選択します。
[新規]ダイアログが表示されます。
-
[XML]−[XML File]を選択し,[次へ]ボタンをクリックします。
[XMLファイル]ページが表示されます。
-
変換ファンクション定義ファイルを保存するディレクトリ,および変換ファンクション定義ファイル名を指定して,[次へ]ボタンをクリックします。
[次からXMLファイルを作成]ページが表示されます。
-
[XMLスキーマ・ファイルからXMLファイルを作成]ラジオボタンを選択し,[次へ]ボタンをクリックします。
[XMLスキーマ・ファイルの選択]ページが表示されます。
-
[ファイルのインポート]ボタンをクリックします。
[インポート]ダイアログが表示されます。
-
[次のディレクトリーから]に次のディレクトリを指定します。
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSCTE\resources\customfunc
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[customfunc]チェックボックスおよび[customfunction_XMLSchema.xsd]チェックボックスにチェックします。
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[インポート先フォルダ]にスキーマファイルをインポートするフォルダを指定します。
-
[終了]ボタンをクリックします。
再度[XMLスキーマ・ファイルの選択]ページが表示されます。
-
[次へ]ボタンをクリックします。
[ルート要素の選択]ページが表示されます。
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[ルート要素]に[customFunc]を指定し,[終了]ボタンをクリックします。
変換ファンクション定義ファイルの雛形が生成されます。
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変換ファンクション定義ファイルの雛形に必要な要素を追加し,変換ファンクション定義ファイルを作成します。
変換ファンクション定義ファイルで使用するタグを次に示します。
表7‒8 変換ファンクション定義ファイルで使用するタグ一覧 項番
要素・属性名
内容
種別
個数
文字数
最小
最大
最小
最大
1
customFunc
変換ファンクション定義
要素
1
1
−
−
2
jar
jarファイル情報
要素
1
255
−
−
3
name
jarファイル名
属性
1
1
1
100
4
package
パッケージ情報
要素
1
255
−
−
5
name
パッケージ名
属性
1
1
1
255
6
class
クラス情報
要素
1
255
−
−
7
name
クラス名
属性
1
1
1
100
8
method
メソッド情報
要素
1
255
−
−
9
name
メソッド名
属性
1
1
1
100
10
comment
メソッドコメント
要素
0
1
0
1,024
11
arguments
引数情報
要素
0
1
−
−
12
argument
引数
要素
1
255
−
−
13
name
引数名
属性
1
1
1
100
14
type
引数の型(StringまたはObject)
属性
0
1
−
−
15
comment
引数コメント
要素
0
1
0
1,024
16
return
戻り値
要素
0
1
−
−
17
type
戻り値の型(StringまたはNodeList)
属性
1
1
−
−
また,変換ファンクション定義ファイルを作成する際は,次のことに注意してください。
-
クラス名とメソッド名を同じ名称にしないでください。
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クラス名にStringを指定しないでください。
-
コメントは指定された文字列をそのまま1行に埋め込むため,内容によっては,Javaの構文エラーになるなど,意図しない結果になることがあります。意図しない結果になった場合は,生成されたJavaファイルを直接修正してください。
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