7.5.23 ユーザが作成した任意のJavaプログラムを呼び出す
ユーザが作成した任意のJavaプログラムを呼び出して,ファンクションとして使用します。Service Architectが提供するほかのファンクションではできない加工をしたい場合に使用します。
Service Architectでは,標準のファンクションのほかに,値の加工,取得に便利なカスタムファンクションを提供しています。提供しているカスタムファンクションについては,「7.18 提供しているカスタムファンクション」を参照してください。
なお,呼び出すJavaプログラムの作成方法については,「7.10 カスタムファンクションで使用するJavaプログラムの作成」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) 使用するファンクション
ユーザが作成した任意のJavaプログラムを呼び出すには,カスタムファンクションを使用します。
カスタムファンクションからJavaプログラムを呼び出す方法を次の図に示します。なお,カスタムファンクションでは,呼び出すJavaプログラムのことを変換ファンクションと呼びます。
(2) 設定手順
ユーザが作成した任意のJavaプログラムを呼び出す手順を次に示します。
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Eclipseのメニューから[ウィンドウ]−[設定]を選択します。
[設定]ダイアログが表示されます。
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ダイアログ左側で[HCSC-Definer]−[データ変換]を選択します。
データ変換定義画面の設定項目がダイアログ右側に表示されます。
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[カスタムファンクション]タブをクリックします。
[設定]ダイアログの[カスタムファンクション]タブが表示されます。
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変換ファンクション定義ファイルを指定し,[Apply and Close]ボタンをクリックします。
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パレットからカスタムファンクション(custom)を選択して,マッピングビューアに配置します。
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マッピング線を設定します。
設定するマッピング線の数は,呼び出すJavaプログラムの引数と同数です。
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次のどちらかの方法で[カスタム]ダイアログを表示させます。
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カスタムファンクションを右クリックして,[設定]を選択します。
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カスタムファンクションをダブルクリックします。
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[変換ファンクション選択]ボタンをクリックします。
[変換ファンクション選択]ダイアログが表示されます。
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カスタムファンクションから呼び出すメソッドを選択し,[OK]ボタンをクリックします。
[変換ファンクション選択]ダイアログが閉じ,[カスタム]ダイアログが表示されます。
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[引数名]に対応する入力値を[入力値]に指定します。
指定した入力値がJavaプログラムの引数に入力されます。
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[OK]ボタンをクリックします。
注意事項
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[カスタム]ダイアログで変換ファンクションの設定をしたあとに,マッピングビューアでマッピング線を設定した場合,引数の入力値は自動で設定されません。再度[カスタム]ダイアログで[引数名]に対応する入力値を[入力値]に指定してください。
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カスタムファンクションは,[変換ファンクション選択]ダイアログで選択したときのメソッドの情報で呼び出します。[変換ファンクション選択]ダイアログでメソッドを選択したあとに,変換ファンクション定義ファイルの内容を変更しても,カスタムファンクションから呼び出すメソッドの情報には反映されません。変換ファンクション定義ファイルの変更をカスタムファンクションに反映させる場合は,変換ファンクションを選択し直してください。
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次に示す設定内容が不一致の場合,ビジネスプロセスの検証時にエラーは発生しませんが,カスタムファンクションの実行時にエラーが発生します。そのため,設定内容を必ず一致させてください。
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変換ファンクション定義ファイルの定義内容
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カスタムファンクションの定義内容
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パッケージングしたjarファイルの内容
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複数の変換ファンクション定義ファイルを使用したい場合は,[設定]ダイアログで変換ファンクション定義ファイルを切り替えてからカスタムファンクションを設定してください。変換ファンクション定義ファイルを切り替えても,設定済みのカスタムファンクションには影響しません。