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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 開発ガイド 基本開発編


6.5.4 サービス定義がエクスポートされる出力ディレクトリの構成

サービス定義のエクスポート実行時に,エクスポートされるディレクトリの構成を次に示します。

参考

エクスポート先ディレクトリ内のサブディレクトリの存在状況に応じて,サブディレクトリが作成されることがあります。その場合,この項で示すディレクトリ構造に沿ったサブディレクトリが作成されます。ただし,作成されるサブディレクトリが空になる場合は,サブディレクトリは作成されません。

表6‒7 サービス定義がエクスポートされるディレクトリの構成

ディレクトリ・ファイル

種別

説明

<ユーザが指定した出力ディレクトリ>

ディレクトリ

サービス定義のエクスポート結果を格納するディレクトリです。

事前にユーザが準備する必要があります。

BP

ディレクトリ

すべてのビジネスプロセスのエクスポート結果を格納するディレクトリです。

サブディレクトリ以下の構成は「(1) ディレクトリ「BP」の構成」を参照してください。

Adapter

ディレクトリ

エクスポートした全サービスアダプタのエクスポート結果を格納するディレクトリです。

サブディレクトリ以下の構成は「(2) ディレクトリ「Adapter」の構成」を参照してください。

Reception

ディレクトリ

エクスポートした全ユーザ定義受付(呼出先選択)のエクスポート結果を格納するディレクトリです。

サブディレクトリ以下の構成は「(3) ディレクトリ「Reception」の構成」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) ディレクトリ「BP」の構成

BPディレクトリ以下の構成を次に示します。

表6‒8 BPディレクトリ以下の構成

ディレクトリ・ファイル

種別

説明

<ビジネスプロセス名>

ディレクトリ

ビジネスプロセスごとのエクスポート結果を格納するディレクトリです。

<ビジネスプロセス名> .xml

ファイル

サービス定義XMLファイルとして出力されるXMLファイルです。

<ビジネスプロセス名>_draw_info.xml

ファイル

ビジネスプロセスの描画情報ファイルです。

Variable

ディレクトリ

ビジネスプロセス内で定義した変数の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

@Global

ディレクトリ

グローバルスコープ内で定義した変数のディレクトリ群を格納するディレクトリです。

<変数名>

ディレクトリ

変数の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsdまたは.fdx

ファイル

変数の電文フォーマットとして出力されるXSDまたはFDXファイルです。

<スコープ名>

ディレクトリ

各スコープアクティビティ内で定義した変数のディレクトリ群を格納するディレクトリです。

<変数名>

ディレクトリ

変数の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsdまたは.fdx

ファイル

変数の電文フォーマットとして出力されるXSDまたはFDXファイルです。

Activity

ディレクトリ

外部参照ファイルを持つアクティビティ種別の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

Datatrans

ディレクトリ

データ変換アクティビティのディレクトリ群を格納するディレクトリです。

<アクティビティ名>.mdo

ファイル

マッピング定義ファイルとして出力されるmdoファイルです。

<アクティビティ名>.xml

ファイル

表形式XMLファイルです。

Assign

ディレクトリ

代入アクティビティのディレクトリ群を格納するディレクトリです。

<アクティビティ名>

ディレクトリ

代入アクティビティのデータ群を格納するディレクトリです。

<コピー先変数名>

ディレクトリ

データファイルを格納するディレクトリです。

<ファイル名>

ファイル

固定値(非テキスト)のデータファイル名です。

<部分名>@<コピー先変数名>

ディレクトリ

データファイルを格納するディレクトリです。

<ファイル名>

ファイル

固定値(非テキスト)のデータファイル名です。

Reception

ディレクトリ

ビジネスプロセス内の全ユーザ定義受付のディレクトリ群を格納するディレクトリです。

<ユーザ定義受付名>

ディレクトリ

ユーザ定義受付内の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

受付種別によってサブディレクトリの構造が変わります。それぞれの参照先を次に示します。

注※

ファイル名は,電文フォーマットを取り込んだ際にユーザが設定したファイル名となります。電文フォーマットファイル内で外部ファイルを参照している場合,参照先ファイル名は参照元ファイル内で指定していたファイル名となります。

受付種別によって,サブディレクトリの構造が変わります。各種別でのディレクトリ構造を次に示します。

(a) 受付種別が「SOAP受付」の場合

SOAP受付以下の構成を次に示します。

表6‒9 SOAP受付以下の構成

ディレクトリ・ファイル

種別

説明

Operation

ディレクトリ

オペレーション一覧の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

<オペレーション名>

ディレクトリ

オペレーション内の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

InputHeader

ディレクトリ

要求電文ヘッダの電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<ルート要素名>※1

ディレクトリ

要求電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsd※2

ファイル

要求電文フォーマットとして出力されるXSDファイルです。

OutputHeader

ディレクトリ

応答電文ヘッダの電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<ルート要素名 >※1

ディレクトリ

応答電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsd※2

ファイル

応答電文フォーマットとして出力されるXSDファイルです。

CustomDefinitionFile

ディレクトリ

独自定義ファイルを格納するディレクトリです。

<独自定義ファイル名>

ファイル

独自定義ファイルとして出力されるファイルです。

注※1

次のどちらかの条件を満たすヘッダ電文が存在した場合,エクスポート時に2つ目以降のディレクトリ名に「_連番」が付与されます。この連番は,ディレクトリ名が重複しないように,生成した順に1から付けられる自然数の通番です。

・ルート要素名が「同名」のヘッダ電文

 「同名」の定義については「6.5.6(1) エクスポート時の同名ファイルの定義と検証」を参照してください。

・ルート要素名が同じであり,名前空間が異なるヘッダ電文

 ルート要素名は,大文字は小文字が区別されます。

注※2

ファイル名は,電文フォーマットを取り込んだ際にユーザが設定したファイル名となります。電文フォーマットファイル内で外部ファイルを参照している場合,参照先ファイル名は参照元ファイル内で指定していたファイル名となります。

(b) 受付種別が「カスタム受付」の場合

カスタム受付以下の構成を次に示します。

表6‒10 カスタム受付以下の構成

ディレクトリ・ファイル

種別

説明

<Earファイル名>.ear

ファイル

カスタム受付作成時に指定するearファイルです。

Operation

ディレクトリ

オペレーション一覧の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

<オペレーション名>

ディレクトリ

オペレーション内の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

Input

ディレクトリ

要求電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsdまたは.fdx

ファイル

要求電文フォーマットとして出力されるXSDまたはFDXファイルです。

Output

ディレクトリ

応答電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsdまたは.fdx

ファイル

応答電文フォーマットとして出力されるXSDまたはFDXファイルです。

CustomDefinitionFile

ディレクトリ

独自定義ファイルを格納するディレクトリです。

<独自定義ファイル名>

ファイル

独自定義ファイルとして出力されるファイルです。

注※

ファイル名は,電文フォーマットを取り込んだ際にユーザが設定したファイル名となります。電文フォーマットファイル内で外部ファイルを参照している場合,参照先ファイル名は参照元ファイル内で指定していたファイル名となります。

(c) 受付種別が「SOAP受付,またはカスタム受付以外の受付」の場合

SOAP受付,またはカスタム受付以外の受付以下の構成を次に示します。

表6‒11 SOAP受付,またはカスタム受付以外の受付以下の構成

ディレクトリ・ファイル

種別

説明

Operation

ディレクトリ

オペレーション一覧の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

<オペレーション名>

ディレクトリ

オペレーション内の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

Input

ディレクトリ

要求電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsdまたは.fdx

ファイル

要求電文フォーマットとして出力されるXSDまたはFDXファイルです。

Output

ディレクトリ

応答電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsdまたは.fdx

ファイル

応答電文フォーマットとして出力されるXSDまたはFDXファイルです。

CustomDefinitionFile

ディレクトリ

独自定義ファイルを格納するディレクトリです。

<独自定義ファイル名>

ファイル

独自定義ファイルとして出力されるファイルです。

注※

ファイル名は,電文フォーマットを取り込んだ際にユーザが設定したファイル名となります。電文フォーマットファイル内で外部ファイルを参照している場合,参照先ファイル名は参照元ファイル内で指定していたファイル名となります。

(2) ディレクトリ「Adapter」の構成

アダプタ種別によってサブディレクトリの構造が変わります。各種別でのAdapterディレクトリ以下の構造を示します。

(a) アダプタ種別が「SOAPアダプタ」の場合

SOAPアダプタ以下の構成を次に示します。

表6‒12 SOAPアダプタ以下の構成

ディレクトリ・ファイル

種別

説明

<サービスアダプタ名>

ディレクトリ

サービスアダプタごとのエクスポート結果を格納するディレクトリです。

<サービスアダプタ名>.xml

ファイル

サービス定義XMLファイルとして出力されるXMLファイルです。

Operation

ディレクトリ

オペレーション一覧の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

<オペレーション名>

ディレクトリ

オペレーション内の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

InputHeader

ディレクトリ

要求電文ヘッダの電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<ルート要素名>※1

ディレクトリ

要求電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsd※2

ファイル

要求電文フォーマットとして出力されるXSDファイルです。

OutputHeader

ディレクトリ

応答電文ヘッダの電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<ルート要素名>※1

ディレクトリ

応答電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsd※2

ファイル

応答電文フォーマットとして出力されるXSDファイルです。

ClientDefinitionFile

ディレクトリ

クライアント定義ファイルを格納するディレクトリです。

<クライアント定義ファイル名>

ファイル

クライアント定義ファイルです。

注※1

次のどちらかの条件を満たすヘッダ電文が存在した場合,エクスポート時に2つ目以降のディレクトリ名に「_連番」が付与されます。この連番は,ディレクトリ名が重複しないように,生成した順に1から付けられる自然数の通番です。

・ルート要素名が「同名」のヘッダ電文

 「同名」の定義については「6.5.6(1) エクスポート時の同名ファイルの定義と検証」を参照してください。

・ルート要素名が同じであり,名前空間が異なるヘッダ電文

 ルート要素名は,大文字は小文字が区別されます。

注※2

ファイル名は,電文フォーマットを取り込んだ際にユーザが設定したファイル名となります。電文フォーマットファイル内で外部ファイルを参照している場合,参照先ファイル名は参照元ファイル内で指定していたファイル名となります。

(b) アダプタ種別が「SessionBeanアダプタ」の場合

SessionBeanアダプタ以下の構成を次に示します。

表6‒13 SessionBeanアダプタ以下の構成

ディレクトリ・ファイル

種別

説明

<サービスアダプタ名>

ディレクトリ

サービスアダプタごとのエクスポート結果を格納するディレクトリです。

<サービスアダプタ名>.xml

ファイル

サービス定義XMLファイルとして出力されるXMLファイルです。

ClientDefinitionFile

ディレクトリ

クライアント定義ファイルを格納するディレクトリです。

c4webcl.properties

ファイル

クライアント定義ファイルです。

UserDefinitionClass

ディレクトリ

ユーザ定義クラスを格納するディレクトリです。

<ユーザ定義クラスのJARファイル名>.jar

ファイル

ユーザ定義クラスとして出力されるJARファイルです。

(c) アダプタ種別が「MDB(WS-R)またはMDB(DBキュー)アダプタ」の場合

MDB(WS-R)またはMDB(DBキュー)アダプタ以下の構成を次に示します。

表6‒14 MDB(WS-R)またはMDB(DBキュー)アダプタ以下の構成

ディレクトリ・ファイル

種別

説明

<サービスアダプタ名>

ディレクトリ

サービスアダプタごとのエクスポート結果を格納するディレクトリです。

<サービスアダプタ名>.xml

ファイル

サービス定義XMLファイルとして出力されるXMLファイルです。

Input

ディレクトリ

要求電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsdまたは.fdx

ファイル

要求電文フォーマットとして出力されるXSDまたはFDXファイルです。

注※

ファイル名は,電文フォーマットを取り込んだ際にユーザが設定したファイル名となります。電文フォーマットファイル内で外部ファイルを参照している場合,参照先ファイル名は参照元ファイル内で指定していたファイル名となります。

(d) アダプタ種別が「汎用カスタムアダプタ」,またはその他のアダプタの場合

ここで説明しているその他のアダプタとは,次のアダプタのことです。

  • DBアダプタ

  • TP1アダプタ

  • ファイルアダプタ

  • Object Accessアダプタ

  • Message Queueアダプタ

  • FTPアダプタ

  • ファイル操作アダプタ

  • メールアダプタ

  • HTTPアダプタ

  • コマンドアダプタ

  • SFTPアダプタ

汎用カスタムアダプタ,またはその他のアダプタ以下の構成を次に示します。

表6‒15 汎用カスタムアダプタ,またはその他のアダプタ以下の構成

ディレクトリ・ファイル

種別

説明

<サービスアダプタ名>

ディレクトリ

サービスアダプタごとのエクスポート結果を格納するディレクトリです。

<サービスアダプタ名>.xml

ファイル

サービス定義XMLファイルとして出力されるXMLファイルです。

Operation

ディレクトリ

オペレーション一覧の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

<オペレーション名>

ディレクトリ

オペレーション内の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

Input

ディレクトリ

要求電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsdまたは.fdx

ファイル

要求電文フォーマットとして出力されるXSDまたはFDXファイルです。

Output

ディレクトリ

応答電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsdまたは.fdx

ファイル

応答電文フォーマットとして出力されるXSD/FDXファイルです。

Fault

ディレクトリ

フォルト電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<フォルト名>

ディレクトリ

フォルト名に応じたフォルト電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsdまたは.fdx

ファイル

フォルト電文フォーマットとして出力されるXSDまたはFDXファイルです。

UtilityClass

ディレクトリ

ユーティリティクラスを格納するディレクトリです。

<ユーティリティクラスのJARファイル名>.jar

ファイル

ユーティリティクラスとして出力されるJARファイルです。

CustomDefinitionFile

ディレクトリ

独自定義ファイルを格納するディレクトリです。

<独自定義ファイル名>

ファイル

独自定義ファイルとして出力されるファイルです。

注※

ファイル名は,電文フォーマットを取り込んだ際にユーザが設定したファイル名となります。電文フォーマットファイル内で外部ファイルを参照している場合,参照先ファイル名は参照元ファイル内で指定していたファイル名となります。

(3) ディレクトリ「Reception」の構成

Receptionディレクトリ以下の構成を示します。

表6‒16 Receptionディレクトリ以下の構成

ディレクトリ・ファイル

種別

説明

<ユーザ定義受付名>

ディレクトリ

各ユーザ定義受付(呼出先選択)のエクスポート結果を格納するディレクトリです。

<ユーザ定義受付名>.xml

ファイル

サービス定義XMLファイルとして出力されるXMLファイルです。

Operation

ディレクトリ

オペレーション一覧の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

<オペレーション名>

ディレクトリ

オペレーション内の外部参照ファイルを格納するディレクトリです。

Input

ディレクトリ

要求電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsdまたは.fdx

ファイル

要求電文フォーマットとして出力されるXSDまたはFDXファイルです。

Output

ディレクトリ

応答電文フォーマットを格納するディレクトリです。

<電文フォーマットファイル名>.xsdまたは.fdx

ファイル

応答電文フォーマットとして出力されるXSDまたはFDXファイルです。

CustomDefinitionFile

ディレクトリ

独自定義ファイルを格納するディレクトリです。

<独自定義ファイル名>

ファイル

独自定義ファイルとして出力されるファイルです。

注※

ファイル名は,電文フォーマットを取り込んだ際にユーザが設定したファイル名となります。電文フォーマットファイル内で外部ファイルを参照している場合,参照先ファイル名は参照元ファイル内で指定していたファイル名となります。