2.5.1 RDエリアの未使用領域を確認する
RDエリアの未使用領域を確認し,データベースの使用状況を調査します。RDエリアの未使用領域の確認は,定期的に実施する必要があります。RDエリアの未使用領域を確認する前提条件と確認方法について次に説明します。
(1) 前提条件
RDエリアの未使用領域を確認するには,データベースが起動状態である必要があります。
OSのシステム環境変数(PDHOST,PDNAMEPORT,PDUSER)に,組み込みデータベースとは異なるHiRDBサーバの接続情報を設定していない状態である必要があります。設定している場合,HiRDBコマンドプロンプト起動後にsetコマンドでシステム環境変数を削除してください。
(2) 確認方法
RDエリアの未使用領域を確認する方法を次に示します。
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Windowsの[スタート]メニューの[プログラム]から,[HiRDBSingleServer_CS0]−[HiRDBコマンドプロンプト]を選択します。
組み込みデータベースを操作する環境変数が設定されます。
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pddblsコマンドを実行し,RDエリアの状態を表示します。
pddblsコマンドの詳細については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。
pddblsコマンドの実行形式を次に示します。
pddbls -r ALL -a
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コマンドの実行結果からRDエリアの未使用領域を確認します。
実行結果の例を次に示します。
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RDエリアの未使用領域が少ない場合は,次の方法で未使用領域の不足を解消します。
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プロセスインスタンスの実行履歴を削除する
「2.5.2 プロセスインスタンスの実行履歴を削除する」を参照してください。
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空きページおよび空きセグメントを解放する
「2.5.3 空きページおよび空きセグメントを解放する」を参照してください。
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