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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム 解説


8.9.3 FTP連携を利用するときの注意

FTP連携の機能を利用するときの注意について説明します。

〈この項の構成〉

(1) ほかの機能と組み合わせて利用できる範囲

FTP連携で利用する機能とほかの既存機能を組み合わせて利用できる範囲を次の表に示します。

表8‒35 既存機能と組み合わせて利用できる範囲

アダプタなど

標準受付(同期/非同期)

SOAP受付

TP1/RPC受付

FTP受付

SOAPアダプタ

SessionBeanアダプタ

MDB(WS-R)アダプタ

MDB(DBキュー)アダプタ

DBアダプタ

TP1アダプタ

ファイルアダプタ

Object Accessアダプタ

Message Queueアダプタ

FTPアダプタ

ファイル操作アダプタ

メールアダプタ

データ変換

Java呼出アクティビティ

(凡例)

○:組み合わせて利用できます。

△:組み合わせた場合の動作をサポートしていません。

(2) ビジネスプロセスの作成に関する注意

(3) サーバの運用でFTPを利用する場合の注意

サービスプラットフォームのサーバ自体の運用および保守でFTPを使用する場合,別途FTPサーバを構築する必要があります。この場合,両方のFTPサーバのポート番号またはIPアドレスは一意になるように設計してください。

(4) FTPコマンド実行時の注意

FTPクライアントに対して,Linux付属のftpコマンドを使用してファイル転送要求を行った場合,FTPインバウンドアダプタのメッセージログに次の2種類のメッセージが出力されます。

また,FTPクライアントに「502 Command SYST not implemented.」のレスポンスが返りますが,ファイル転送要求に影響はありません。