4.13.2 サービスのエミュレーション機能を使用する場合の注意
サービスのエミュレーション機能を使用する場合の注意について説明します。
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サービスアダプタの通信モデルが非同期の場合,サービスのエミュレーション機能は実行できません。
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サービスのエミュレーションの実行時は,サービスアダプタを呼び出さないため,サービスアダプタで実行する機能や,ビジネスプロセスのサービス呼出アクティビティの機能の一部が使用できません。使用できない機能を次に示します。
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サービスアダプタでデータ変換を定義している場合は,エミュレーション実行時にサービスアダプタのデータ変換は実行できません。
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フォルト電文をエミュレーションする場合,サービスアダプタ定義画面で設定したフォルト名は設定されません。フォルト名は「invokeEmulateData」となります。
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応答電文のヘッダ電文は,エミュレーションされません。
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実行環境のエミュレーションでは,サービスアダプタでコンポーネント共通UOCは実行されません。
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HTTPアダプタでJSON-XML変換は実行されません。
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Cookie情報は引き継がれません。
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XML形式の電文のエミュレーション実行時は,XML電文内の属性値に指定した名前空間接頭辞は補完されません。
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電文の妥当性検証は実行されません。
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リクエストトレースでは,サービスアダプタからサービス部品を呼び出したときの要求または応答の結果(取得位置:SVC)は出力されません。
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サービスアダプタのPRFトレースは出力されません。
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サービスアダプタからサービス部品を呼び出したときの要求または応答の電文トレース(取得位置:SVC)や,サービスアダプタでデータ変換を実行したときの変換前または変換後の電文トレース(CNVST)は出力されません。
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各種サービスアダプタで出力している固有のトレースのうち,リクエスト実行時に出力しているトレースは出力されません。
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エミュレート設定情報定義ファイルや応答電文ファイルの内容を変更した場合,変更した内容は次のリクエストで反映されます。ただし,リクエスト実行中はファイルの内容は変更できません。
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開発環境のビジネスプロセスのデバッグ機能で応答電文をエミュレーションした場合,エミュレート設定情報定義ファイルの設定は有効になりません。