4.10.1 デバッグ情報出力機能の概要
デバッグ情報出力機能は,バイナリデータの変換処理中にエラーが発生した場合に,原因を特定するための情報(デバッグ情報)をユーザ電文トレースに出力する機能です。
バイナリデータの変換処理では,バイナリデータとDOM(DOMパーサによって解析されたXML文書の内容を記述したもの)を,相互に変換します。
デバッグ情報は,バイナリデータの変換処理で,次の場合に出力されます。
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バイナリデータの読込処理(バイナリ→DOMの変換)でエラーが発生した場合
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バイナリデータの生成処理(DOM→バイナリの変換)でエラーが発生した場合
XMLデータ変換処理中にエラーが発生した場合は,デバッグ情報は出力されません。
また,バイナリデータの変換処理でエラーが発生した場合に,エラーの詳細情報として詳細情報メッセージが出力されます。
デバッグ情報出力機能が出力するデバッグ情報と,詳細情報メッセージの出力内容を併せて利用することで,バイナリデータの変換処理中のエラー原因を特定できます。
デバッグ情報の取得方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「7.3.2 障害情報の取得方法(サービスプラットフォーム)」のデバッグ情報の取得方法に関する説明を参照してください。