2.13.11 HTTP受付の呼び出しサービス選択機能
HTTP受付から呼び出すビジネスプロセスをあらかじめHTTP受付サービス選択定義ファイルに設定しておくことで,リクエスト処理時にHTTP受付サービス選択定義ファイルに設定したビジネスプロセスを呼び出すことができる機能です。
HTTP受付とビジネスプロセスを1対Nで定義し,HTTP受付から呼び出すサービスを条件(HTTPメソッド名,およびホスト名)によって選択できます。1つのHTTP受付にひもづくビジネスプロセス(業務)を,複数のビジネスプロセス(業務)に分割できるので,ビジネスプロセス(業務)を変更するときの影響範囲を小さくします。
呼び出しサービス選択機能の設定については,マニュアル「サービスプラットフォーム 開発ガイド 受付・アダプタ定義編」の「付録K ユーザ定義受付(呼出先選択)の定義」を参照してください。HTTP受付サービス選択定義ファイルについては,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「3.11.2 HTTP受付サービス選択定義ファイル」を参照してください。
HTTPメソッドとホストを使用して,呼び出すビジネスプロセスを選択する処理を次の図に示します。
図中の1.〜5.について説明します。
-
HTTP受付にHTTP受付サービス選択定義ファイルを設定します。
-
HTTP受付の起動時に,設定したHTTP受付サービス選択定義ファイルが読み込まれます。
-
RESTクライアントからHTTPリクエストヘッダに,HTTPメソッド,およびホストの情報を含むリクエストを送信します。
-
URLに指定されたコンテキストルートに該当するHTTP受付で,HTTPリクエストを受け付けます。
-
リクエストから取得したHTTPメソッドおよびホスト名を条件に,2.のHTTP受付サービス選択定義ファイルの情報を検索し,条件に一致したビジネスプロセスを呼び出します。