35.11 サーバ側スレッドセッションコネクションのプロパティ
C++言語に対応するBorland Enterprise Server VisiBrokerのサーバ側スレッドセッションコネクションのプロパティを次の表に示します。
xxxはサーバエンジン,yyyはサーバコネクションマネージャです。
-
iiop_ts
このデフォルトサーバエンジンプロパティは,デフォルトIIOPリスナーと一緒にThreadSessionの変種で使用します。
表35‒10 サーバ側スレッドセッションコネクションのプロパティ(C++) プロパティ
デフォルト
説明
vbroker.se.xxx.host
null
該当するサーバエンジンが使用するホスト名です。デフォルト値のnullは,システムからホスト名を使用することを指定します。
vbroker.se.xxx.proxyHost
null
IOR文字列にホスト名で出力する場合にはこのプロパティにホスト名を指定してください。このプロパティの指定を省略した場合は,vbroker.se.xxx.hostの指定に従います。
vbroker.se.xxx.scms
xxx=iiop_ts,
iiop_ts
サーバコネクションマネージャ名の一覧です。
vbroker.se.xxx.scm.yyy.manager.type
Socket
サーバコネクションマネージャの種別を指定します。
vbroker.se.xxx.scm.yyy.manager.connectionMax
0
サーバが許可するコネクション数の最大値を指定します。デフォルト値の0は,コネクション数を制限しないことを表します。
vbroker.se.xxx.scm.yyy.manager.connectionMaxIdle
0
非アクティブなコネクションをクローズするかどうかをサーバが判定するためのタイムアウトを秒数で指定します。
vbroker.se.xxx.scm.yyy.listener.type
IIOP
リスナーが使用するプロトコルの種別を指定します。
vbroker.se.xxx.scm.yyy.listener.port
0
ホスト名プロパティに使用するポート番号を指定します。デフォルト値の0は,システムはポート番号を無作為に選択することを表します。
vbroker.se.xxx.scm.yyy.listener.proxyPort
0
プロキシホスト名プロパティに使用するプロキシポート番号を指定します。デフォルト値の0は,システムはポート番号を無作為に選択することを表します。
vbroker.se.xxx.scm.yyy.listener.rcvBufSize
0
受信ソケットバッファのサイズを指定します。デフォルト値の0は,システムの設定値に依存します。
vbroker.se.xxx.scm.yyy.listener.sendBufSize
0
送信ソケットバッファのサイズを指定します。デフォルト値の0は,システムの設定値に依存します。
vbroker.se.xxx.scm.yyy.listener.socketLinger
0
VisiBrokerが使用するTCP/IPコネクションの設定をします。設定値については,各プラットフォームのsetsockopt(2)を参照してください。
vbroker.se.xxx.scm.yyy.listener.keepAlive
true
VisiBrokerが使用するTCP/IPコネクションの設定をします。設定値については,各プラットフォームのsetsockopt(2)を参照してください。
vbroker.se.xxx.scm.yyy.dispatcher.type
ThreadSession
サーバコネクションマネージャに使用するスレッドディスパッチャの種別を指定します。
vbroker.se.xxx.scm.yyy.dispatcher.threadStackSize
デフォルトでは,ORBは設定しません。
スレッドスタックのサイズです。