12.5 RebindPolicy
public interface org.omg.Messaging.RebindPolicy extends org.omg.Messaging.RebindPolicyOperations, org.omg.CORBA.Policy, org.omg.CORBA.portable.IDLEntity
VisiBrokerでのRebindPolicyは,CORBA 2.5の仕様に従って実装されています。さらに,VisiBrokerではオブジェクト障害後osagentを使用したほかのオブジェクトの呼び出しをサポートするための拡張をしています。
RebindPolicyは,クローズしたコネクション,GIOPのロケーションフォワードメッセージ,およびオブジェクト障害をクライアント側のVisiBroker ORBがどのように処理するかを決定します。VisiBroker ORBはorg.omg.CORBA.Objectインスタンスにある有効ポリシーを参照して,オブジェクト障害後osagentを使用したほかのオブジェクトの呼び出し,リバインド,および再接続を処理します。
VisiBroker ORBが対象サーバに正常にバインドされたあとで,VisiBroker ORBが透過的にリバインドするかどうかが,OMGが定義したポリシーの値によって決定されます。また,VisiBroker ORBがターゲットのオブジェクトにバインドされたあとで,VisiBroker ORBが透過的にオブジェクト障害後osagentを使用したほかのオブジェクトの呼び出しをするかどうかが,継承されたポリシーの値によって決定されます。
- 注
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RebindPolicyが実行されるのは,オブジェクトに正常にバインドされたあとだけです。GIOPに従ったプロトコルの場合,オブジェクトリファレンスはLocateReplyメッセージが返されたあとでバインドされるとみなされます。
RebindPolicyの値によって切断,オブジェクトフォワードリクエスト,またはオブジェクト障害の対処方法が決定されます。
RebindPolicyの値には,仕様にない値を指定しないでください。仕様にない値を引数にして,ORB.create_policy( )を呼ぶと,INV_POLICY例外が発生します。
- 〈この節の構成〉