7.3.4 環境変数
vbjコマンドを実行して登録済みJavaクラスを活性化した場合,OADの環境は生成されたプロセスに自動的に渡されません。一部の環境変数を設定すると,これらの環境変数はOADによって明示的に渡されます。該当する環境変数については,「7.3.5 明示的に渡される環境変数と暗黙的に渡される環境変数」を参照してください。
そのほかの環境変数は,CreationImplDefのenv属性を使用して登録する必要があります。
活性化されたJavaインプリメンテーションの場合,CreationImplDefのenv属性に記録されているような環境設定は,次の二つの方法でプロパゲーションされます。
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生成されたvbjコマンドの環境内でのプロパゲーション
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クラスへのシステムプロパティとして(Java VMへの-Dパラメタ)のプロパゲーション
したがって,生成されたJavaアプリケーションの場合,登録は次の実行済みコマンドにマッピングします。
vbj -DOAoad_uid=<uid> -DOAactivateIOR=<oad's ior> { -Denv1 ... -DenvN } className { args1 ... argsN }
その結果,生成された環境には,インプリメンテーション定義から指定したすべての環境変数が含まれます。また,システムを起動したときにOAD自身の環境から取った次の環境変数の定義も含まれます。
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PATH
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CLASSPATH
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OSAGENT_PORT
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OSAGENT_ADDR
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VBROKER_ADM
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OSAGENT_ADDR_FILE
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OSAGENT_LOCAL_FILE
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TPDIR
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SHLIB_PATH(HP-UXの場合)
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LD_LIBRARY_PATH(SolarisおよびLinuxの場合)
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LIBPATH(AIXの場合)