5.6 DynAny
public interface DynAny extends org.omg.CORBA
コンパイル時にデータ型が定義されなかった場合,実行時にクライアントアプリケーションまたはサーバがDynAnyオブジェクトを使用してデータ型を生成,解釈します。
DynAnyは,基本型(boolean,int,floatなど)または複合型(struct,unionなど)を格納できます。DynAnyに含まれる型は生成時に定義され,オブジェクトが存続している間は変更できません。
このインタフェースのHelperクラスとHolderクラス,およびこれらのクラスのメソッドの詳細については,「3. 生成されるインタフェースとクラス(Java)」を参照してください。
DynAnyオブジェクトは,データ型を,それぞれの値を持つ複数コンポーネントとして表すことがあります。next,rewind,およびcurrent_componentメソッドを使用して,各コンポーネント間を自由に行き来できます。
次のインタフェースはDynAnyから派生したもので,動的に管理される構造体をサポートします。
-
Array
「5.7 DynArray」を参照してください。
-
Enumeration
「5.9 DynEnum」を参照してください。
-
Sequence
「5.10 DynSequence」を参照してください。
-
Structure
「5.11 DynStruct」を参照してください。
-
Union
「5.12 DynUnion」を参照してください。