2.9.2 ローカルインタフェース
IDLのローカルインタフェースは,ローカル以外のインタフェースと同様にマッピングされます。ただし,org.omg.CORBA.LocalInterfaceでマーキングされる点がローカル以外のインタフェースと異なります。ローカルインタフェースはマーシャル処理されない可能性があるため,インプリメンテーションでは,特殊なベースorg.omg.CORBA.LocalObjectを継承し,生成されたシグニチャインタフェースをインプリメントする必要があります。Javaのマッピングでは,LocalObjectクラスは,ローカルインタフェースのインプリメンテーションのベースクラスとして使用されます。ローカルインタフェースインプリメンテーションのインスタンスは,通常のJavaオブジェクトと同様に,Java演算子Newを使用して生成します。
Helperクラスも通常の規則に従って生成されます。詳細については,「2.6 Helperクラス」を参照してください。
ローカルオブジェクトのマーシャル処理を実行しようとすると,VisiBroker ORBのインプリメンテーションによって検出され,CORBA::MARSHAL例外が発生します。