1.9 クラスパスの指定
クラスパスに関連があるソースを次に示します。ここでは,UNIXでのパスを示しています。Windowsの場合は,/を\に置き換えてください。
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vbrokerライブラリファイル($VBROKERDIR※/lib/*.jar)
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JDKライブラリファイル($JAVAHOME※/lib/*.jar,$JAVAHOME※/jre/lib/*.jar,およびclasses.zip)
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CLASSPATH環境変数($CLASSPATH)
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-VBJclasspath <path string> パラメタ
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-classpath <path string> パラメタ
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-Djava.class.path=<path string> パラメタ
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-Denv.class.path=<path string> パラメタ
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-VBJaddJar <jar file name> パラメタ(jarファイルはvbroker/libディレクトリに格納されている必要があります)
- 注※
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$VBROKERDIRはBorland Enterprise Server VisiBrokerのインストールディレクトリを,$JAVAHOMEはJavaのホームディレクトリを表します。
通常,Java VMの起動前に,これらのサブセットが一つのクラスパスにマージされます。また,クラスパスは,プラットフォームによって生成方法が異なります。
マージされるソースと順序を次に示します。
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-VBJclasspathに指定されたクラスパス
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エクスポートされた$CLASSPATH
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VisiBroker標準のjarファイル(検索されたvbjの位置に基づいて決定します)
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VBJaddJarで追加され,<vbroker>/libディレクトリにあると想定されるjarファイル
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カレントディレクトリ
- (UNIX)
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マージ後のクラスパスはJava VMにエクスポートされ,パラメタとしては渡されません。ほかのクラスパスソースは,クラスパス以外のパラメタとともにJava VMにそのまま渡されます。
- (Windows)
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マージ後のクラスパスは-Djava.class.pathで渡されます。ほかのクラスパスは,一般的なパラメタとしてそのまま渡されます。
- 注
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サービスとしてWindowsに定義されているツールは,-classpathを認識しません。-classpathを無視するツールもありますが,nameserv,irepなどでは,-classpathで処理が中断しエラーが発生します。