4.8 Borland Enterprise Server VisiBrokerを使用したアプリケーションの配置
Borland Enterprise Server VisiBrokerは配置フェーズでも使用します。このフェーズは,テストしてリリース準備ができているクライアントプログラムまたはサーバアプリケーションを,開発者が作成した場合に発生します。この時点で,システム管理者はクライアントプログラムをエンドユーザのデスクトップに配置したり,サーバアプリケーションをサーバクラスマシンに配置したりする準備ができています。
配置については,VisiBroker ORBはフロントエンドでクライアントプログラムをサポートします。クライアントプログラムを実行する各マシンにVisiBroker ORBをインストールしなければなりません。同じサーバマシン上の(VisiBroker ORBを使用する)複数のクライアントがVisiBroker ORBを共有します。また,VisiBroker ORBは,ミドルティア上のサーバアプリケーションもサポートします。サーバアプリケーションを実行する各マシンにORBをインストールしなければなりません。同じサーバマシン上の(VisiBroker ORBを使用する)サーバアプリケーションまたはオブジェクトでVisiBroker ORBを共有します。クライアントにはGUIフロントエンド,アプレット,およびクライアントプログラムが使用できます。サーバインプリメンテーションにはミドルティア上のビジネスロジックが含まれます。
図4-3に,VisiBroker ORBと一緒に配置されたクライアントプログラムとサーバプログラムを示します。