4.3 手順2:クライアントスタブとサーバサーバントの生成
IDLで作成するインタフェース定義は,Borland Enterprise Server VisiBrokerのidl2cppコンパイラがクライアントプログラム用のC++スタブルーチンとオブジェクトインプリメンテーション用のスケルトンコードを生成するために,またはidl2javaコンパイラがクライアントプログラム用のJavaクラスとオブジェクトインプリメンテーション用のスケルトンコードを生成するために使用します。
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C++の場合
スタブルーチンは,すべてのメンバ関数呼び出しでクライアントプログラムが使用します。
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Javaの場合
Javaクラスは,すべてのメソッド呼び出しでクライアントプログラムが使用します。
自分で記述したコードとともにスケルトンコードを使用して,C++およびJava用のオブジェクトをインプリメントするサーバを生成してください。
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C++の場合
クライアントプログラムとサーバオブジェクト用のコードが完成すると,このコードをC++コンパイラとリンカへの入力として使用してクライアントとサーバを作成します。
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Javaの場合
クライアントプログラムとサーバオブジェクト用のコードが完成すると,このコードをJavaコンパイラへの入力として使用してクライアントとサーバの実行可能クラスを作成します。
クライアントスタブとサーバサーバントを生成する手順については,「4.1 開発手順」を参照してください。
Bank.idlファイルは特別な処理を必要としないので,次のコマンドでファイルをコンパイルできます。
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C++の場合
prompt> idl2cpp Bank.idl
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Javaの場合
prompt> idl2java Bank.idl
idl2cppおよびidl2javaコンパイラに関するコマンドラインオプションの詳細については,「11. IDLの使用」を参照してください。
- 〈この節の構成〉