2.8.6 ネーミングサービス名前空間情報ログ(環境変数)
ネーミングサービス名前空間情報ログに関する環境変数の詳細について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) HVI_NAMELOGOUTPUT
〜<文字列> { ALL|REQUEST|NONE } <<ALL>>
ネーミングサービス名前空間情報ログを取得するかどうかを設定します。
-
ALL
ネーミングサービス名前空間情報ログを取得します。ネーミングサービスへの要求時のログと定期出力のログを取得します。
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REQUEST
ネーミングサービス名前空間情報ログを取得します。ネーミングサービスへの要求時のログだけ取得します。
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NONE
ネーミングサービス名前空間情報ログを取得しません。
- 注意事項
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指定範囲外の値を設定した場合は,デフォルト値が設定されます。
- 使用言語
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Java ORB(ネーミングサービス限定),C++ ORB(ネーミングサービス限定)
(2) HVI_NAMELOGFILESIZE
〜<符号なし整数>((8388608〜1073741824)) <<8388608>>(単位:バイト)
ネーミングサービス名前空間情報ログの出力ファイルのサイズを設定します。ログを出力する場合にログファイルのサイズがこの設定値を超えているときには,もう一つのファイルへスワップします。
- 注意事項
-
指定範囲外の値,または無効な値を設定した場合は,デフォルト値が設定されます。
- 使用言語
-
Java ORB(ネーミングサービス限定),C++ ORB(ネーミングサービス限定)
(3) HVI_NAMELOGFILECOUNT
〜<符号なし整数>((1〜256)) <<5>>
ネーミングサービス名前空間情報ログの出力ディレクトリ(${VBROKER_ADM}/../logj/namelog(%VBROKER_ADM%\..\logj\namelog))下に,何プロセス数分のネーミングサービス名前空間情報ログファイルを保持するかを設定します。新規にログファイルを作成する場合にこの設定値を超えているときには,更新時刻の古いプロセスのログファイルから削除します。
ログファイルはプロセスIDごとに二つ生成され,これらを二つで一組として処理するため,設定値の2倍のファイル数が生成されることがあります。
また,削除しようとしたファイルが使用中の場合,使用者がいなくなるまでファイルは存在するため,設定値の2倍より多くのファイルが存在することもあります。
- 注意事項
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指定範囲外の値,または無効な値を設定した場合は,デフォルト値が設定されます。
- 使用言語
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Java ORB(ネーミングサービス限定)
(4) HVI_NAMELOGSNAPSHOTINTERVAL
〜<符号なし整数>((30〜86400)) <<600>>(単位:秒)
出力ファイルにネーミングサービス名前空間情報ログのスナップショットを出力する間隔を設定します。
スナップショットは,前回スナップショットを出力してからネーミングサービス名前空間情報ログに更新があった場合に出力されます。ネーミングサービス名前空間情報ログに更新がない場合,スナップショットは出力されません。
- 注意事項
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指定範囲外の値,または無効な値を設定された場合は,デフォルト値が設定されます。
- 使用言語
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Java ORB(ネーミングサービス限定),C++ ORB(ネーミングサービス限定)