7.4.3 XAインタフェースによってTPBrokerと連携して使う場合の準備
XAインタフェースをサポートしたリソースマネージャをXAインタフェースでTPBrokerと連携して使う場合に,準備する項目を次に示します。
(1) TPBrokerへの登録
リソースマネージャをTPBrokerと連携して使う場合,そのリソースマネージャをTPBrokerに登録しなければなりません。リソースマネージャを登録するためには,tslnkrmコマンドを入力します。tslnkrmコマンドの詳細については,「9.3 運用コマンドの詳細」を参照してください。また,tslnkrmコマンドのオプションに指定する値については,リソースマネージャのマニュアルを参照してください。
(2) アプリケーションプログラムのリンク
アプリケーションプログラムの実行形式ファイルを作成するときに,トランザクション制御用オブジェクトファイルおよびリソースマネージャのライブラリとオブジェクトモジュールをリンクする必要があります。
トランザクション制御用オブジェクトファイルは,tsmkobjコマンドを入力して作成します。またはtslnkrmコマンドが作成する標準トランザクション制御用オブジェクトファイルを使用してもかまいません。tsmkobj,tslnkrmコマンドの詳細については,「9.3 運用コマンドの詳細」を参照してください。
また,リソースマネージャのライブラリおよびオブジェクトモジュールについては,使用するリソースマネージャのマニュアルを参照してください。
(3) システム環境定義への登録
リソースマネージャを使う場合,システム環境定義のリソースマネージャ定義にそのリソースマネージャに関する情報を登録する必要があります。登録する内容には,リソースマネージャ固有の項目もあります。このような項目は,使用するリソースマネージャのマニュアルを参照してください。
リソースマネージャ定義については,「8.3.3 リソースマネージャ定義(C++)」を参照してください。