付録A.1 互換モードで動作するSOAPアプリケーションを移行する場合の注意事項
バージョン09-00以降では,SOAP通信基盤 互換モードを同梱していません。SOAP通信基盤 互換モードを利用している場合は,SOAPアプリケーションを移行してください。
(1) RPC形態のSOAPアプリケーションの移行
RPC形態では,WSDL定義から生成されるスタブ,スケルトン,サービスデプロイ定義ファイル(server-config.xml),DD(web.xml),およびユーザ実装を修正する必要があります。
ここでは,SOAPアプリケーションを新規開発した場合と,既存のJavaクラスを利用して開発した場合に分けて移行手順を説明します。
- 新規開発した場合の移行手順(RPC)
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WSDL2Javaコマンドを使用してWSDLからクライアントのスタブ,サービスのスケルトン,およびサービスデプロイ定義ファイルを再生成します。
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ユーザ実装部分でSOAP通信基盤が提供するAPIを使用している場合は,パッケージ名「com.cosminexus.c4web.*」を「com.cosminexus.cws.*」に変更します。
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DD(web.xml)中のパッケージ名「com.cosminexus.c4web.*」を「com.cosminexus.cws.*」に変更します。
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コンパイル後,J2EEサーバに配置するためのアーカイブ(WARファイル)を作成します。
アーカイブの作成については,「3.9 アーカイブ(WARファイル)の作成」を参照してください。
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WARファイルをデプロイします。
これでSOAPアプリケーションの移行は完了です。
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- 既存のJavaクラスを利用して開発した場合の移行手順(RPC)
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WSDL2Javaコマンドを使用してWSDLからクライアントのスタブを再生成します。
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ユーザ実装部分でSOAP通信基盤が提供するAPIを使用している場合は,パッケージ名「com.cosminexus.c4web.*」を「com.cosminexus.cws.*」に変更します。
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Java2WSDDコマンドを使用してサービスデプロイ定義ファイルを再生成します。
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DD(web.xml)中のパッケージ名「com.cosminexus.c4web.*」を「com.cosminexus.cws.*」に変更します。
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J2EEサーバに配置するためのアーカイブ(WARファイル)を作成します。
アーカイブの作成については,「3.9 アーカイブ(WARファイル)の作成」を参照してください。
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WARファイルをデプロイします。
これでSOAPアプリケーションの移行は完了です。
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(2) EJBを利用したSOAPアプリケーションの移行
EJBを利用したSOAPアプリケーションを移行するには,WSDL定義から生成されるスタブ,サービスデプロイ定義ファイル(server-config.xml),DD(web.xml),およびユーザ実装を修正する必要があります。
ここでは,SOAPアプリケーションを既存のEJBを利用して開発した場合の移行手順について説明します。
移行手順
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WSDL2Javaコマンドを使用してクライアントのスタブを再生成します。
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ユーザ実装部分でSOAP通信基盤が提供するAPIを使用している場合は,パッケージ名「com.cosminexus.c4web.*」を「com.cosminexus.cws.*」に変更します。
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Java2WSDDコマンドを使用してサービスデプロイ定義ファイルを再生成します。
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DD(web.xml)中のパッケージ名「com.cosminexus.c4web.*」を「com.cosminexus.cws.*」に変更します。
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J2EEサーバに配置するためのアーカイブ(WARファイル)を作成します。
アーカイブの作成については,「3.9 アーカイブ(WARファイル)の作成」を参照してください。
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WARファイルをデプロイします。
これでSOAPアプリケーションの移行は完了です。
(3) メッセージング形態のSOAPアプリケーションの移行
メッセージングを利用したSOAPアプリケーションでは,SAAJを利用したSOAPアプリケーションの形態に変更する必要があります。SAAJを利用したSOAPアプリケーションの開発例については,「6. メッセージング形態のSOAPアプリケーションの開発例」を参照してください。