8.3.1 環境設定の詳細
UDDIクライアントを実行するには,事前に環境設定が必要になります。ここでは,設定が必要なJARファイルや接続プロパティについて説明します。また,UDDIクライアント実行時のトレースプロパティの設定や,動作定義ファイルの設定についても説明します。
(1) クラスパスに追加するJARファイル
UDDIクライアントを実行する場合に,クラスパスに追加するJARファイルを示します。追加する方法については,「8.4 UDDIクライアントの実行」を参照してください。
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<Application Serverのインストールフォルダ>/c4web/lib/hitjaxr.jar
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<Application Serverのインストールフォルダ>/c4web/lib/hitc4web.jar
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<Application Serverのインストールフォルダ>/c4web/lib/hitsaaj.jar
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<Application Serverのインストールフォルダ>/c4web/lib/hitjaxrpc.jar
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<Application Serverのインストールフォルダ>/c4web/lib/wsdl4j.jar
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hntrlib2j.jarのパス※
- 注※
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クラスパスの指定内容を示します。
<HNTRLib2インストールディレクトリ>\classes\hntrlib2j64.jar
<HNTRLib2インストールディレクトリ> の部分は,次に示すコマンドの実行結果を指定します。
> "%COSMINEXUS_HOME%\common\bin\gethntr2conf64.exe" HNTR2INSTDIR
- Windows以外の場合:
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/opt/hitachi/HNTRLib2/classes/hntrlib2j64.jar
また,必要に応じて次のシステムプロパティを追加する必要があります。
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接続プロパティ
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トレースプロパティ
具体的な追加方法については,「8.4 UDDIクライアントの実行」を参照してください。
(2) 接続プロパティの設定
レジストリへの接続に関するプロパティをシステムプロパティで指定できます。
接続プロパティはJAXR APIのConnectionFactory#setProperties(Properties)メソッドを使用して,UDDIクライアントのプログラム内から動的に変更することもできます。この場合,setPropertiesメソッドで設定される値がシステムプロパティで指定した値よりも優先されます。
次に接続プロパティに関するシステムプロパティの一覧を示します。
プロパティ名称 |
指定値 |
デフォルト値 |
---|---|---|
javax.xml.registry.queryManagerURL |
アクセスする先のUDDIレジストリサーバの問い合わせURLを指定します。URL形式として正しく指定する必要があります。 このプロパティは必ず指定してください。 |
− |
javax.xml.registry.lifeCycleManagerURL |
アクセスする先のUDDIレジストリサーバの発行URLを指定します。URL形式として正しく指定する必要があります。 このプロパティを指定しない場合,queryManagerURLプロパティの値が使用されます。 |
− |
javax.xml.registry.semanticEquivalences |
同じ意味を持つConceptのIDの組を次の形式で指定します。 <id1>,<id2>|<id3>,<id4>|… ここで,<id1>と<id2>および<id3>と<id4>が同じ意味を持つIDの組です。主にUDDIにユーザ定義の郵便住所体系を持つ場合に使用します。 |
− |
javax.xml.registry.postalAddressScheme |
郵便住所体系を示すClassificationSchemeオブジェクトのIDを指定します。 |
− |
javax.xml.registry.security.authenticationMethod |
レジストリサーバとの認証で使用する認証方法を指定します。 "UDDI_GET_AUTHTOKEN"は固定です。これ以外の認証方法はサポートされません。 |
"UDDI_GET_AUTHTOKEN" |
javax.xml.registry.uddi.maxRows |
UDDI APIのfind操作で返却される最大エントリ数を0以上の整数値で指定します。 指定しない場合,最大エントリ数はレジストリサーバのデフォルト値に従います。※ |
− |
(3) トレースプロパティの設定
トレース出力に関するプロパティをシステムプロパティに設定できます。
- 注意事項
-
トレースプロパティが設定されない場合や,指定した値が有効でない場合には,トレースファイルに警告メッセージが記録され,そのプロパティのデフォルト値で処理が続行されます。
次にトレースプロパティに関するシステムプロパティの一覧を示します。
プロパティ名称 |
指定値 |
デフォルト値 |
---|---|---|
com.cosminexus.xml.registry.trace.trace_level |
トレースレベルをERROR,WARN,INFO,DEBUGのどれかを指定します。トレースレベルについては「14.4.3 トレースファイル出力の重要度」を参照してください。 |
WARN |
com.cosminexus.xml.registry.trace.file_path |
トレースメッセージを記録するため作成されるログファイルのパスと名前を文字列で指定します。 |
<Application Serverのインストールフォルダ>/c4web/logs/ JAXRAPITrace |
com.cosminexus.xml.registry.trace.file_num |
トレースファイルの面数を1〜16の数値で指定します。 |
2 |
com.cosminexus.xml.registry.trace.file_size |
一つのトレースファイルの最大サイズをバイト単位で指定します。4,096〜2,147,483,647の数値を設定します。 |
2,097,152 |
(4) SOAPアプリケーションの動作定義ファイルの設定
UDDIクライアントはSOAPクライアントとして動作するため,必要に応じてSOAPアプリケーションのクライアント定義ファイル,共通定義ファイルを設定します。
特に,HTTPプロキシサーバ経由でレジストリサーバにアクセスする場合,クライアント定義ファイルに次のキーを設定する必要があります。
-
c4web.application.proxy_host
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c4web.application.non_proxy_hosts
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c4web.application.proxy_port
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c4web.application.proxy_user
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c4web.application.proxy_password
SOAPアプリケーションの動作定義ファイルの設定については,「10. 動作定義ファイルおよび実行時オプションの設定項目」を参照してください。