7.4.1 コネクションプーリングの概要
コネクションプーリングの概要を次の図に示します。
コネクションプールは,接続先サーバごとに作成されます。すべてのコネクションプールは,コネクションマネージャが管理しています。
サーバAに対するコネクションプールは,サーバAと接続されたコネクションを幾つか含んでいます。同様に,サーバBおよびサーバCに対するコネクションプールも,サーバBおよびサーバCと接続されたコネクションを幾つか含んでいます。
SOAPクライアントの実行スレッドの処理で,サーバAとの通信が必要になった場合,サーバAに対するコネクションプールの中から,接続されたコネクションを取り出して通信します。
なお,コネクションプールには,最大コネクション数までコネクションを生成できます。最大コネクション数を超えないかぎり,一つのサーバに対するコネクションプールに生成できるコネクションの数は制限されません。最大コネクション数の設定値および変更については,「7.4.2 コネクションプーリングに関する設定」を参照してください。