Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引


5.4.26 添付ファイルの削除に関する注意

次に示す表(MIMEヘッダのコンテントタイプの分類)の項番1〜3の場合を除いて,AttachmentPart#getContent()メソッド発行後に,取得した入力ストリームをユーザプログラムで閉じていない場合,添付ファイルを削除できなくなることがあります。

なお,AttachmentPart#getDataHandler()メソッドの延長で,java.io.InputStreamオブジェクトを取得した場合も同様です。

表5‒3 MIMEヘッダのコンテントタイプの分類

項番

MIMEヘッダの

コンテントタイプ

AttachmentPart#getContent()

メソッドの戻り値

入力ストリームを明示的にユーザプログラムで閉じる必要の有無

1

"text/plain"

java.lang.String

×

2

"image/gif"

java.awt.Image

×

3

"image/jpeg"

java.awt.Image

×

4

"text/xml"

javax.xml.transform.stream.StreamSource

5

上記以外

java.io.InputStream

(凡例)

×:入力ストリームを明示的にユーザプログラムで閉じる必要はありません。

○:入力ストリームを明示的にユーザプログラムで閉じる必要があります。

添付ファイルを削除できない場合,J2EEサーバを停止後,手動でファイルを削除してください。なお,入力ストリームを閉じないで連続稼働した場合,ファイルディスクリプタなどのOS資源が枯渇するおそれがあります。