6.1.3 トレースの重要度
トレースの重要度を変更することで,出力するトレースの情報量を変更できます。出力する情報量を多くすることで,障害発生の要因を特定しやすくなります。ただし,出力する情報量を多くすると,プログラムの処理性能への影響が大きくなります。
トレースの重要度には次のレベルがあります。
-
ERROR
-
WARN
-
INFO
-
DEBUG
Webサービスセキュリティ機能で出力するトレースの重要度は,SOAP通信基盤またはJAX-WS機能の設定に従います。JAX-WS機能の場合の詳細を次の表に示します。
トレースの種類 |
出力内容 |
有効となる重要度 |
---|---|---|
サーバトレース |
メッセージ |
J2EEサーバ上で動作させた場合のJAX-WS機能の稼働ログの重要度 |
スタックトレース |
J2EEサーバ上で動作させた場合のJAX-WS機能の例外ログの重要度 |
|
保守情報 |
J2EEサーバ上で動作させた場合のJAX-WS機能の保守ログの重要度 |
|
クライアントトレース |
メッセージ |
J2EEサーバ上またはコマンドインタフェースで動作させた場合のJAX-WS機能の稼働ログの重要度 |
スタックトレース |
J2EEサーバ上またはコマンドインタフェースで動作させた場合のJAX-WS機能の例外ログの重要度 |
|
保守情報 |
J2EEサーバ上またはコマンドインタフェースで動作させた場合のJAX-WS機能の保守ログの重要度 |
JAX-WS機能のログの重要度の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド」を参照してください。また,SOAP通信基盤を利用している場合は,マニュアル「アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引」を参照してください。