5.6.1 サンプルプログラムの処理
サンプルプログラムでは,XML文書として作成された注文明細書の妥当性を検証します。注文明細書は顧客の個人データを共有して使用しているため,注文明細書のスキーマ文書は,個人データのスキーマ文書を読み込みます。なお,スキーマ文書はJavaプログラム内で特定します。
XML Schemaを使用するサンプルプログラムの処理の流れを次の図に示します。
サンプルプログラムは次のような処理を行います。
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スキーマ文書purchaseOrder.xsdを読み込みます。
purchaseOrder.xsdは,商品の注文明細書を規定するスキーマ文書です。
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purchaseOrder.xsdは,スキーマ文書personalData.xsdを読み込みます。
personalData.xsdは,注文した顧客の個人データを規定するスキーマ文書で,purchaseOrder.xsdとは異なる対象名前空間を持ちます。
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XML文書purchaseOrder.xml(またはpurchaseOrder-fail.xml)を読み込みます。
purchaseOrder.xml,およびpurchaseOrder-fail.xmlは,検証されるXML文書となる注文明細書です。
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XML文書の妥当性を検証します。
XML文書がスキーマ文書に対して妥当な場合は「Validation OK」,妥当ではない場合はメッセージとともに「Validation NG」と標準出力に表示します。