3.1 組み込みデータベースのテーブルの作成の流れ
Developerでは,組み込みデータベースを提供しています。組み込みデータベースは,開発したJ2EEアプリケーションのテストおよびデバッグで使用します。
組み込みデータベースは,Developerが提供する開発環境インスタントセットアップ機能によって構築されます。
組み込みデータベースのテーブルについては,HiRDB SQL Executerを使用して作成します。組み込みデータベースのテーブルを作成する流れを次の図に示します。
- 注意事項
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Developerで提供している組み込みデータベースでは,データベースに障害が発生した際に障害を回復する機能を提供していません。このため,Developerで提供している組み込みデータベースに,復旧できないと問題となるデータを格納しないようにしてください。
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テスト・デバッグの際に開発データベースの内容を確認するため,DeveloperにはHiRDB SQL Executerが付属しています。HiRDB SQL Executerは,Developerで開発したアプリケーションのテスト・デバッグ以外の目的では使用できません。
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それぞれの作業の概要を説明します。
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HiRDB SQL Executerのインストール
組み込みデータベースを操作するために,HiRDB SQL Executerをインストールします。詳細は,「3.2 HiRDB SQL Executerのインストール」を参照してください。
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RDエリアの追加
使用する組み込みデータベースの内容に合わせて,データベースにRDエリアを追加します。詳細は,HiRDBのマニュアルを参照してください。
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組み込みデータベースの動作制御の設定
使用する組み込みデータベースの内容に合わせて,組み込みデータベースの動作制御について設定します。詳細は,HiRDBのマニュアルを参照してください。
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組み込みデータベースの操作
HiRDB SQL Executerを使用して,構築した組み込みデータベースを操作して,テーブルの作成または参照をします。詳細は,「3.3 組み込みデータベースの操作」を参照してください。
以降の節では,この流れに沿って組み込みデータベースの設定の手順を説明します。
なお,開発環境インスタントセットアップ機能で構築した組み込みデータベースは,開発環境インスタントセットアップ機能からアンセットアップできます。