付録H.3 共用キューのバージョンアップ
共用キューのバージョンを0100または0200から0300に移行する手順について,次に示します。
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Reliable Messagingの停止
Reliable Messagingを停止します。詳細については,「4.1.3 Reliable Messagingの停止(永続版リソースアダプタの場合)」を参照してください。
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DBのバックアップ
バージョンアップによって,次に示す三つのテーブルが変更されます。必要に応じてDBのバックアップをとってください。
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共用キュー受信用メッセージ情報テーブル
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共用キュー受信用ライト管理テーブル
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共用キュー受信用リード管理テーブル
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スクリプトファイルの編集
共用キューをバージョンアップするためのスクリプトファイル(%HRMDIR%\sql\shqupdate_V1toV2.sql)を任意の場所にコピーしてから,テキストエディタで開き,ファイル中の"<RMSystemName>"の部分をRMSystemNameの指定値に置き換えてください。また,ファイル中の"<QueueName>"の部分をバージョンアップする受信用共用キューのキュー名に置き換えてください。
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SQLファイルの実行
SQLファイルを実行して,受信用共用キューのテーブルを拡張します。
- Windowsの場合
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次に示すコマンドでHiRDB SQL Executerを開始したあと,HiRDB SQL Executerの[ファイル]メニューから[ファイルから実行]を選択し,手順3.で編集したSQLファイルを指定して実行します。
pdsqlw -u <接続ユーザ名>/<パスワード>※ -h <HiRDBサーバのホスト名またはIPアドレス> -n <HiRDBサーバのポート番号>
- UNIXの場合
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環境変数PDUSER※,PDHOST,PDNAMEPORTを設定したあと,次に示すコマンドでHiRDB SQL ExecuterからSQLファイルを実行します。
pdsql < <手順3.で編集したSQLファイルのパス>
- 注※
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接続ユーザ名には,権限を付与した接続ユーザ名を指定します。詳細については,「3.4.1(1)(b) HiRDBのユーザ権限の付与」を参照してください。
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バージョンアップしたい受信用共用キューに応じて手順2.から手順4.までを繰り返してください。