8.3.1 hrmchgaddr(あて先変更)
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
hrmchgaddr 〔-u あて先アドレス〕 〔-i ユーザID -p パスワード〕 〔-S システム名〕 あて先名
(2) 機能
あて先情報テーブルに登録したあて先情報を変更します。
(3) オプション
- -u あて先アドレス
-
〜<1〜512文字の文字列>
メッセージを転送するあて先アドレスを指定します。
- -i ユーザID
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〜<1〜16文字の英数字>
BASIC認証のためのユーザIDを指定します。
このオプションは-pオプションと同時に指定してください。このオプションを指定して-pオプションを指定していない場合は,エラーが発生します。
- -p パスワード
-
〜<1〜16文字の英数字>
BASIC認証のためのパスワードを指定します。
このオプションは-iオプションと同時に指定してください。このオプションを指定して-iオプションを指定していない場合は,エラーが発生します。
- -S システム名
-
〜<先頭が英字の1〜3文字の大文字英字または数字>
コマンド操作対象となるシステムのシステム名(プロパティのRMSystemName)を指定します。
指定を省略した場合は,環境変数に設定されたシステム名を指定したものとみなします。
環境変数にもシステム名が設定されていない場合はエラーが発生します。
(4) コマンド引数
- あて先名
-
〜<1〜32文字の文字列>
あて先情報に対応する論理名を指定します。
指定したあて先名が存在しない場合はエラーが発生します。また,キューにあて先名が指定されている場合は,そのキュー内のメッセージが転送される前だけ変更できます。
(5) 注意事項
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各オプションを省略した場合,その情報は変更しないものとみなされます。すべてのオプションを省略した場合,情報の変更は行わないで,そのままコマンド処理が終了します。
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あて先アドレスは,URLの記載ミスなどで存在しないあて先アドレスを指定した場合にかぎり,変更できます。実在するあて先アドレスを指定していてほかのあて先アドレスに変更した場合,メッセージが消滅するおそれがあります。
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ユーザIDおよびパスワードを削除する変更はできません。ユーザIDおよびパスワードを削除したい場合は,hrmdeladdrコマンドであて先を削除し,hrmmkaddrコマンドでユーザIDおよびパスワードを指定しないで,再度あて先を登録してください。
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-uオプションで,自システムのキュー間転送用WebアプリケーションのURLを指定しないでください。