8.1.5 コマンドの記述形式
Reliable Messagingが提供するコマンドの記述形式について,次に示します。
コマンド名 オプション コマンド引数
-
コマンド名
コマンド名は,実行するコマンドのファイル名称です。
Reliable Messagingが提供するコマンドは%HRMDIR%\binにありますので,PATH環境変数に%HRMDIR%\binを追加してください。
-
次の説明中に使用する「>」はコマンドプロンプト,「cmd」はコマンド名称です。
-
オプションはマイナス記号(-)で始まる文字列で,フラグ引数を取らないか,または1個のフラグ引数を取ります。
オプションの記述形式を次に示します。
-オプションフラグ または -オプションフラグ フラグ引数
オプションフラグは,1文字の英数字(英大文字と英小文字は区別されます)です。
フラグ引数はオプションフラグに対する引数です。
-
フラグ引数を取らないオプションフラグは,一つのマイナス記号(-)の後ろにまとめて指定できます。
(例)次の二つは同じ意味です。
> cmd -a -b -c > cmd -abc
-
フラグ引数を必要とするオプションフラグのフラグ引数は,省略できません。
-
オプションの指定順序はありません。
-
コマンド名,オプション,コマンド引数の間には一つ以上のスペースを挿入してください。
-
同じオプションフラグを2回以上指定すると,最後に指定したものが有効になります。
(例)
次に示すとおり入力すると,フラグ引数として2が有効になります。
> cmd -a 1 -a 2 無効 有効
-
オプションは,コマンド引数より前に指定しなければなりません。
(例)
オプションフラグaがフラグ引数を取らない場合,次に示すとおり入力すると,fileと-bは,コマンド引数とみなされます。
> cmd -a file -b
-
二つのマイナス記号(-)は,オプションの終わりを示します。
(例)
次に示すとおり入力すると,-bはコマンド引数とみなされます。
> cmd -a -- -b
-
マイナス記号(-)だけのオプションは入力できません。
(例)
次に示すとおり入力すると,-はコマンド引数とみなされます。
> cmd -
-
コマンド引数
コマンド引数は,コマンド操作の対象になるものを指定します。複数のコマンド引数がある場合は,各コマンドの指定形式に示される順序に従ってください。