2.4.5 メッセージの再送
キュー間転送でメッセージを再送するときの間隔は,3種類のプロパティで指定します。Reliable Messagingは,2種類のプロパティに指定した再送間隔と,別のプロパティに指定したそれらを切り替えるタイミング(再送回数)を使用してメッセージの再送間隔を調整します。
メッセージの再送の間隔を調整するためのプロパティを次の表に示します。
項番 |
プロパティ |
意味 |
---|---|---|
1 |
RMTRResendInterval1 |
再送間隔1(軽微なネットワーク障害などの短期的な障害を想定) |
2 |
RMTRResendInterval2 |
再送間隔2(受信側システムのサーバダウンなどの長期的な障害を想定) |
3 |
RMTRResendInterval1Num |
再送間隔を切り替えるタイミング(RMTRResendInterval1プロパティの指定値で再送する回数) |
Reliable Messagingがメッセージを再送する処理の流れは次のとおりです。
-
RMTRResendInterval1プロパティに指定した間隔でメッセージの再送を行います。
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RMTRResendInterval1プロパティの指定値での再送を,RMTRResendInterval1Numプロパティに指定した回数分繰り返します。初回の送信は,RMTRResendInterval1Numプロパティで指定した再送回数に,1回分として含まれます。
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RMTRResendInterval2プロパティに指定した間隔での再送に切り替えて,メッセージの再送を続けます。