Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)


-XX:[+|-]HitachiVerboseGCPrintTenuringDistribution(Survivor領域の年齢分布出力オプション)

〈このページの構成〉

形式

-XX:+HitachiVerboseGCPrintTenuringDistribution

-XX:+PrintTenuringDistribution指定時に出力されるSurvivor領域の年齢分布をJavaVMログファイルへ出力します。

-XX:-HitachiVerboseGCPrintTenuringDistribution

-XX:+PrintTenuringDistribution指定時に出力されるSurvivor領域の年齢分布をJavaVMログファイルへ出力しません。

説明

-XX:+PrintTenuringDistribution指定時に出力されるSurvivor領域の年齢分布をJavaVMログファイルへ出力するかどうかを指定します。

デフォルト値
  • -XX:-HitachiVerboseGCPrintTenuringDistribution

前提オプション
  • -XX:+HitachiVerboseGC

関連オプション
  • -XX:+PrintTenuringDistribution

  • -XX:+HitachiVerboseGCPrintDate

  • -XX:+HitachiCommaVerboseGC

出力形式

[id]<date>[Desired survivor:size bytes][New threshold:value][MaxTenuringThreshold: max_value][age1:total_age1][age2:total_age2]…[agen:total_agen]

出力内容を次に説明します。

id

PTD(JavaVMログファイル識別子)。

date

GC開始日時。

size

GC後のSurvivor領域内オブジェクト目標サイズ。

value

次のCopyGCでTenured領域に昇格するJavaオブジェクトの年齢のしきい値。

この値は,-XX:MaxTenuringThreshold=<value>オプションと,Survivor領域のメモリサイズ,および,-XX:TargetSurvivorRatio=<value>オプションに設定した値を基に,CopyGCごとに動的に設定されます。

value値以上の年齢のJavaオブジェクトが,次のCopyGCでTenured領域に昇格します。

max_value

CopyGCでTenured領域に昇格するJavaオブジェクトの年齢のしきい値(value値)の最大値(MaxTenuringThresholdオプションの指定値)。

value値は,CopyGCごとに動的に設定されますが,max_value値を超えることはありません。

また,年齢がmax_value値以上のJavaオブジェクトは,次のCopyGCで,必ず,Tenured領域に昇格します。

total_age1

1歳のオブジェクトのバイト数の合計。

total_age2

1歳から2歳までのオブジェクトのバイト数の合計。

total_agen

1歳からn歳までのオブジェクトのバイト数の合計。

nがmax_valueに近ければ寿命の長いオブジェクトが存在するということになります。

出力例

[PTD]<Wed Jan 28 17:47:10 2009>[Desired survivor:32768 bytes][New threshold:30][MaxTenuringThreshold:30][age1:6872][age2:9632][age3:25632]